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神さま
「ヤマタノオロチを退治して、上戸彩ばりの美女イナダ姫と結婚したスサノオは、

 地上世界である、葦原国をちゃんと統治しました。

 すると、天界の、高天原を治めていたアマテラスは、地上の葦原国を見て、

 あの国は、私の子孫が治めるべきだ、と言いました。

 これが、お前らの、神話が伝えとる、国譲り葦原国平定じゃが、どう思う?」



みつろう
「普通に考えて、アマテアラス、性格わるっ!! ってなりますね。

 弟が上戸彩と結婚したのが、よほど悔しかったんじゃないですか?

 弟の領土を欲しがるなんて!!

 でも、上戸彩をエグザイルに奪われたトキのショックな気持ちがわかるので、

 アマテラスさんのお気持ち、お察しいたします。」




神さま
「前に教えたが、この、天界と地上世界のウンヌンという神話や言い伝えは、

 結局、闇と光が分離しながら統合できるかの実験じゃと言った。

 地上界のスサノオが天上界のアマテラスの家に住みに行った実験、ウケヒ神話、

 それは、地上と天上の統合実験だったじゃろ?

 その話しを、地上側から見たのが、国譲り神話じゃ。」



みつろう
「ん?

 地上の主が、天上の主に会いに行った話しと、同時に

 天上の主が、地上の主に会いに来る話しが起こったと?

 神話ウケヒと、神話国譲りは、同じだと?」




神さま
「同時に起こるのは、当然じゃろ。

 どこに、視点を持ってくるかの、違いじゃ。

 地上側から見たら、『天上界がくっついてきた』ように見えるだろうし、

 天上界側から見たら、『地上界がくっついてきた』ように見えるだろう。

 船の陸地への接岸と一緒じゃ。

 陸地にいる人は、船が近づいたように見えるし、

 船にいる人は、陸地が近づいたように見えるじゃろ。

 どちらに、あなたが、乗っているかの違いで、違う話しに見えただけじゃ。

 でも、起こった事は、『地上』と『天上』がくっつきました、という事象のみ

 天上界のアマテラス側から見た神話が、スサノオがやって来た神話ウケヒ

 地上界のスサノオ側から見た神話が、アマテラスが横取りに来た神話国譲り

 さぁ、地上側から、神話をヒモ説いていこう。

 お前が調べた国譲りの神話を、まず話してごらん、解説しよう。」




みつろう
「別に解説するほど、複雑な話しじゃなかったですよ、ウィキに載ってる国譲り神話は。

 まず、アマテラさんは、息子のオシホミミに、下の国を治めに行けと言いました。

 でも、息子は、「えー、なんかやだー、地上ってせわしいし~」と拒否。

 たぶん、反抗期だったんでしょう。

 反抗期の息子の代わりに、誰を地上に派遣するのか、八百万の神々が集合して、

 作戦会議が開かれ、その会議の中で、

 神々の中で一番知恵が有る神さま、思金神(オモイノカネシンさま)の秘策が炸裂。

 アマテルの別バラの弟である次男の、穂日(ホヒ)さんを派遣することに。

 ところが、ホヒさんは、当時の地上国を納めていたスサノオの長男の、

 大国主(ヲッコヌシ)の太っ腹に惚れてしまい、

 家来になって、3年経っても、天上国に帰ってこない。


 じゃあ、次は誰を派遣するか会議して、オモイノカネシンさまの秘策がまた炸裂。

 アマテルの別バラの三男坊、アマツヒコネ(天若彦)を派遣する事に。

 ところが、ヒコネさんは、大国主(ヲッコヌシ)の娘の隆子ちゃんに惚れてしまい、

 8年経っても天上国に帰ってこない。


 まとめますと、

 高天原(天上国)のアマテラスは、スサノオの統治する葦原国(地上国)が欲しくて、

 思金神の助言で、色んな使者を派遣した。

 アマテルの長男は、地上には行きたくないと言って行かなかった。

 アマテルの次男は、地上に行き、スサノオの長男の家来となり3年経っても戻らない。

 アマテルの三男坊は、スサノオの孫娘にホレテ8年経っても戻らない。 




神さま
「ここまで聞いて、どう思う?」



みつろう
「ウィキペディアの国譲り神話を読んで、真っ先に思ったのが、

 思金神って、何度も『秘策』を考えて炸裂させるも、全て失敗してるなって事です。

 僕の好きな漫画のキャラクター、河合☆星矢にそっくりです。

 天の岩戸開きのトキも、この思金神さまが考えた秘策でもって、

 アマテラスを岩戸からおびき出したんだけど、あれも失敗だったんでしょ?

 真理が全て反転しちゃったんだもんね。

 何度も失敗させるあたりが、ホント、河合☆星矢にそっくり!」




神さま
「あぁ、お前の守護神のことだな、オモイノカネの神とは。

 いつも、頭で考えるも、ことごとく失敗するもんな、お前ら。

 要するに、マインドや考えで行動すると、ロクな事は起こらんと言う事じゃな。

 てか、そこじゃなくて、もっと他に、思うこと無いかのう?」




みつろう
「いや、河合☆星矢の秘策炸裂失敗以外に、特に何も感じませんが?」



神さま
「鈍感め。1と3と8じゃ。大事な点は、ちゃんと神話にものこっとるのに。

 まぁ、気付かないなら、いいわい。続けたまえ、河合君。」




みつろう
「えーと、ナンパ野郎が8年経っても帰ってこないから、

 次は誰を派遣するかと相談して、またもやオモイノカネシンさま

 天上界の剣術の達人、雷神(カミナリシンさま)を派遣するべきだと言った。

 派遣された雷神は、出雲の国に降り立つと、地上国の主であるヲッコヌシの前に、

 十握剣(とつかのつるぎ)を突き刺して、こう言った。

 『上の者が、この土地は俺らが治めるべきだと言っている。あんた、どう思う?』

 まるで、やくざのような交渉劇に、大国主は、こう言った。

 『息子に聞いてくれ、彼がOKと言えば、譲ろう。』


 そこで、息子の事代主(コトシロヌシ)の所に行き、雷神が聞いたら、こう言った。

 『欲しいモノは、欲しい奴にくれてやればいいのさ。持ってきな。

 漫画北斗の拳の雲のジュウザを思わせるこのかっこいいセリフを聞き、

 父の意志は固まった。

 『息子がこう言っているのだから、この葦原国はアマテラス組長に譲りましょう。

 ただ、交換条件として、天にも届くくらい大きく高い家を、出雲に建ててくれ

 その家と、出雲国以外は、お前ら天上の神々にやるよ。』

 こうして、出雲には、出雲大社が建てられ、国譲りが完了した、チャンチャン。」



神さま
「この話しは、地上側から見た、光と闇の第一回統合実験の言い伝え神話じゃ。

 前に話した通り、

 いちなるものとして、存在していた統合時代が、ひとーつ

 ビックバンで、地上と、天上の世界に生み分かれた分離時代がふたーつ

 天上に地上が、地上に天上がくっついて、共同生活してみた、統合時代がみーつ


 この三つ目の、

 どうやれば、分離した天と地が、分離を楽しみながら、統合できるかの実験。

 この実験を、地上側から見た神話『国譲り』にあるように、

 性を使ったり力を使ったり技を使ったり

 我々、分離したいちなるものたちは、色んな方法を試してみたんじゃ。

 その象徴が、神話となっておる。


 アマテラスの次男坊は、スサノオの長男坊の家来となった。

 →地上と天上をくっつけようと、話し合ったという事じゃ。


 三男坊は、隆子ちゃんにホレテ結婚した。

 →性を使って、陰と陽を統合しようとした、と言う事じゃ。


 雷神は大国主の息子に力比べを挑んだ。

 →力を使って、反発する二極を閉じ込めようとしたと言う事じゃ。


 大国主は、天にも届くほど高い家(出雲大社)を建てた。

 →技を使って、天と地の架け橋を造ろうとした、と言う事じゃ。


 他にも、あまたの方法を試したが、ダメじゃった。

 話し合いには、懐疑が入りこみ、

 性には嫉妬がつきまとい、

 力には反発力が作用して、

 技では真理には届かなかった。

 こうして、「わたし」と「わたし以外」の一度目の統合実験である

 【ウケヒ(天上目線)】or【国譲り(地上目線)】は失敗したんじゃ。」




みつろう
「ウケヒ又は国譲り、要するに、「わたし」と「わたし以外」の統合が失敗した。

 陰と陽の統合に失敗したので、地上から見たら太陽が消えるという、

 天の岩戸隠れが発生したんですね?」




神さま
「そうじゃ。第一回目の統合実験、天上世界と地上世界の共生が無事失敗したので、

 失敗した後、見るモノと見られるモノの通路が閉ざされたことになり、

 天の岩戸隠れと呼ばれる時代となった。

 地上側は、太陽を失った。

 太陽側は、地上を失った。

 神々は、この暗闇の期間に、次なる準備を行った。

 それが、「人間」と「この世」の始まりだ。」




みつろう
「あまりにも話しが長かったんで、ついつい忘れがちになりますが、

 まだ、人間は出て来てないんですな?

 ここまで、出て来たの、全員、まだ、「神の世」の神々なんですよね?

 うわー、気が遠くなる~。早く、お陰参り行きた~い。」




神さま
「全ては一つなるモノの別なる現れなので、「神」も「人」も同じじゃが、

 ここまでの会話では、「人間」は出ていない。

 ここまでの登場人物たちを説明するなら、

 神と言うより、お前のイメージで近いのは、「宇宙人」じゃな。

 まぁ、人間を超えた「存在たち」を想像するが良い。

 その存在たちは、暗闇の期間に、次なる準備として「人間」を考えた。

 全てが反転した「この世」と、そこで何かを探すために配置された「人間」。

 さぁ、天孫に降臨していただきましょう。」



(⇒明日に続く⇒)






↓天の国と地の国と言うもんだから、てっきり地の国は人間界かと思いきゃ、

ここまでの話しでは、「人間」なんて出て来てないってさ。

全ては、神代、の話しで、地球外のエイリアンズたちのお話しみたい。

人間じゃないモノたちが、どっかで繰り広げた、言い伝えなんかい!

明日、やっとこさ、人間が出て来ます。

人間の歴史って、長いんだね。

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