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原初、そこには、一つなるモノが在った。

一つであるそれは、一つであるがゆえ、自分が在るのかすらわからない状態で在った。

それは、分離し、「見るモノ」「見られるモノ」となり、

初めて、「見ること」が出来た。

「わたし」「わたし以外」に分かれた事で、「在るという存在」を確認出来たのだ。

2が生まれると同時に、3と成る。聖なる数字3と、宇宙創成の秘密。

1も無く、2も無く、数字は、3から始まる。

日本神話では、例えばそれを、造化三神と呼んだり、三貴神と呼んだりする。

天照太神(アマテラスオホミカミ)
月黄泉命(ツキヨミノミコト)
須佐王命(スサノオノミコト)

の三貴神はそれぞれ、

天上の高天原(タカマハラ)、
地中を黄泉国(ヨミノクニ)
地上を葦原国(アシワラコク)、を治めていた。


スサノオはある日、天上世界で姉のアマテラスと共同生活の実験をしてみた。

実験はスサノオのハイセンスなギャグについてこれなくなった姉が怒り、見事失敗。

怒った姉は、天の岩戸に隠れちゃったが、鏡を使っておびき出し、

地上と天上には再び光が戻った。



神さま
「そもそも、地上の神であるスサノオが、天上世界でオチャメをしまくったから、

 アマテラスは岩戸の中に隠れた、と、お前らの神話は語っとるんじゃろ?

 じゃあ、アマテラスを岩戸から出すための、やらせパーティ(岩戸開き)の時、

 スサノオは、何しとったのじゃ?」



みつろう
「神話には、書いてないですね。

 パチンコでもしてたんじゃないですか?

 まぁ一応、その岩戸開きパーティの後、地上世界に追放されて、雲の国に降り立ち

 ヤマタノオロチとかを退治したりして、神さまっぽい行いをしますよね。

 地上世界【葦原国】を、ちゃんと統治するようになったようですし。」




神さま
神さまっぽい行いをするようになった?

 神さまっぽい行いとは、何なんじゃ?

 そんなモノないわ。

 神さまは、こうあるべきだ、と勝手に決めたのは、お前ら人間じゃ。

 神さまとは、本来、全てなるモノの事じゃ。

 全てなるモノ、なのに、コレはダメ、アレはダメ、

 母に会いたいと泣いてはいけない、姉にうんこを投げてはいけない、

 そんな事が、ありえるじゃろうか?

 全てであるモノなら、ワガママも含んでおるじゃろうし、

 オチャメも、ワンパクも、いたずら好きも含んでおるじゃろう。

 それが、全てであるモノじゃ。

 お前らの神話に沿うなら、高天原を追放される前のスサノオの方こそ、

 よほど、神さまらしい行動をしておった。

 母に会いたいと、号泣した。

 姉を驚かせようと、ウンコを投げてみた。

 出雲の国に降り立った後の方が、むしろ人間らしい行動になってしまったんじゃ。

 まぁその神話が言うとおり、

 これまでの行いとは、全く違ったスサノオになったんじゃ。」



みつろう
「えぇ。スサノオは、高天原を追放された後、ガラリと人物像が変わったと、

 歴史研究家は、みんな言ってるみたいですね。」



神さま
「高天原を追放された後に、ガラっと変わったんじゃなくて、

 天の岩戸開きが行われた際に、真理が全て逆転したから、ガラリと変わったんじゃ。

 鏡を使って、アマテラスを騙した、あの岩戸開きの神事で、

 アマテラスだけが反転したんじゃないぞ。

 そんなバカなこと、あり得るか。

 騙した側も、反転したんじゃ。全てが反転したんじゃ。

 当然、スサノオの行動は、がらりと変わった事じゃろう。」




みつろう
「あぁ、なるほど。なんか、スッキリ繋がりますな。

 こうして、人間らしく反転してしまったスサノオは、

 母に会いたいと泣くのもやめて、ウンコを投げるギャグもやめて、

 人民のためにヤマタノオロチを退治したり、

 地上の世界を統治したり・・・、

 さぞ、生き苦しかったことでしょうね、反転後は・・・。」



神さま
「急に、首にネクタイ締められたようなモンじゃ、かわいそうに。

 神さまは、アホはしないと、お前ら人間が思い込んだせいじゃ。

 神さまにだって、ウンコぐらい投げさせてくれや。

 神さまにだって、お母さんに会いたいと泣かせてやってくれや。

 神さまは、全てが出来るから、神さまなのに。

 出来ない事があるなら・・・、全てが出来ないなら・・・、

 もう、それは神では無いじゃろうに。

 とにかく、こうして、天の岩戸開きで鏡を利用する事で、

 真実が反転した世の中が始まると同時に、

 天上世界のアラワレであるアマテラスも反転したし、

 地上側のアラワレであるスサノオも、ガラリと性格を変えた。

 高天原を後にしたスサノオは、出雲の地に降り立ち、

 ヤマタノオロチを倒した。

 その神話は、ちゃんと調べといたか?」




みつろう
「まぁ、ちゃんとかどうかは知りませんし、神話に全く興味ありませんので、

 絵本『ヤマタノオロチ』が家にあったので、ソレは読んどきました。


 天の国から出雲に降り立ったスサノオは、川で水遊びをしました。

 すると、川の上流から、ドンブラコドンブラコと、お箸が流れて来たので、

 上流に人間が居るはずだ! よし、ウンコを投げに行こう! と上流に行くと、

 老夫婦がシクシク泣いていた。

 さすがに、シクシク泣いている老夫婦に、ウンコを投げるわけにはいかないので、

 どうしたのかと聞いてみると、八人いた娘を、毎年、一人ずつ、

 ヤマタノオロチという怪獣に食べられてしまった。

 もう、残るのは、八人目の末娘、クシナダ姫だけだ、エーン、と泣く。

 よくよく見ると、そのクシナダ姫は、上戸彩ばりの美女だった。

 こんな美女、怪獣に食べさせるくらいなら、怪獣を倒してでも、俺が喰いたい。

 そう思ったスサノオは、老夫婦(義理のお父さんとお母さんになる予定)に、

 む、娘さんを下さい!ヤマタノオロチ、恋のパワーで、よゆーで倒しますから!

 とプロポーズ。

 老夫婦、もちろん、快諾。


 さて、ヤマタノオロチが村にひとさらいに来る日、

 スサノオは、八つの酒樽を用意して待ちかまえる。

 ひょっこりやって来た、ヤマタノオロチは、8つの頭を、全て酒樽に入れて、

 ごくごく飲んだ。

 いつもだったら、どこかの頭が息を吸っていたが、

 その日に限って、8つも酒樽があるもんだから、全ての頭を酒樽にツッコンだ。

 すると、無酸素状態の一気飲みになり、さすがのオロチも酔っぱらって寝込んだ。


 チャーンス!!(パート2)


 スサノオは、持っていた十握剣(とつかのつるぎ)を天に振りかざして、こう言った。

 やい、ヤマタノオロチ!いまこそ、成敗してくれる!!

 まさかの寝ている相手に、カッコよく宣戦布告したスサノオは、

 天に伸ばした剣を見て、ジーンとひたったあと、

 その剣で、ヤマタノオロチを、八つ裂きにした。


 それは、怪獣退治というより、むしろ、

 スーパーの鮮魚コーナーのマグロの解体ショーのような光景。


 奥さん、トロの部分てのはね、ここなんだよココ。

 あ、この部分、マグロのほっぺたの赤肉、出汁が出て最高さ~。

 今晩のアラ汁に使いなよ、ホレ、サービスサービス!


 ヤマタノオロチの生おろし解体ショーをすすめるスサノオの剣が、

 ガチンと音を立てて、刃こぼれした。

 見てみると、神の剣である十握剣よりも硬い剣が、オロチの体内に入っていた。

 これは、解体ショーの客にあげないで、自分でもらおう。

 神の剣よりも硬い剣なんて、超ラッキー♪



 オロチをおろした(倒した)と同時に、上戸彩との結婚が確定した上に、

 まさかの天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)さえもオロチの体内から手に入れ、

 トリプルハッピー、幸せ絶頂のスサノオ。


 剣ぐらい、姉ちゃんにあげてやるか。

 天上世界に住むお姉ちゃんアマテラスに、その神の剣よりも硬い剣をプレゼントし、

 エグザイルのダンサーも脱退し、地上世界で幸せに上戸彩と暮らしましたとさ。

 チャンチャン♪ って感じの絵本だった。」




神さま
「エグザイルのくだり、お前のブログの、どの読者が理解出来るんじゃ?

 まぁ、よい。

 チャラチャラッチャン、チャッチャーン♪

 こうして、三種の神器がついにそろいました、おめでとう♪

 おめでとう人類、ありがとう神さま♪(?)


 天の岩戸の神事で使った、アマテラスを反対に映し出した八咫鏡(ヤタノカガミ)
 
 アマテラスが出た洞窟のしめ縄にかけといた、八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)

 そして愛する弟スサノオからプレゼントされた、天叢雲剣(アマムラノクモツルギ)

 ホラ、ここにも、聖なる数字3がアラワレておるじゃろ?

 じゃあ、三種の神器について話してやろう。」



みつろう
「べ、別に聞きたくないんですけどっ!!」



(→ちょっと興味をひかれちまったまま、明日に続く⇒)




↓全知全能の神さまは、何でも出来ると人間は言った。

次の日、「神さまは万引きしないはずだ!」と人間は言った。

何でも出来る神さまに、出来ない事が出来たので、

それは神さまでは無くなった。

神さまは、○○なはずだ。神さまなら、こう言ったはずだ。

神さまは、神さまは・・・。

人間が、自分たちの都合で、神さまを創り上げた。

神さまが人間を創ったんじゃなくて、人間が神さまを創ったのだ。

天の岩戸開きで、全ての真理が反転した後、スサノオは変わっちまった。

人間「らしく」なってしまった。

人間に、飼いならされてしまった。

神が全てであるなら、本来、神はウンコも投げるはずだ。

そんなスサノオが、人間らしく、怪獣退治をした。

「神さまは、悪者をやっつけるはずだ。」という、人間らしく。

「神さまは、寝込んだ相手に宣戦布告しないはずだ」を守らなかったあたり、

まだまだスサノオは、神さまの気質も保持しつつ、人間に成り始めていたのだろう。

こうして、マグロの解体ショーで、ヤマタノオロチの中から、

最後の三種の神器が見つかった。

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