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神さま
「この世の始まりの事を、天地創造とか、天地開闢と言ったりするじゃろ?

 混沌とした、全てが混じり合い、陰と陽さえも混ざったモノが、当初、在った。

 いわゆる、ひとつなるモノじゃな。

 それが、あるトキ、二つに分裂する。

 この世の始まり、二つへの分離じゃ。

 キリスト教では、「一日目に神は光と闇を創った」、と伝え、

 日本では、天地初発之時(アメツチノハジメノトキ)天と地に分かれた、と言う。

 結局は、二つへの分離のことじゃな。

 【光】と【闇】の分離だろうが、【天】と【地】(アメとツチ)への分離だろうが、

 【神】と【人】の分離だろうが、【わたし】と【わたし以外】の分離だろうが、

 たったひとつであったソレが、

 自己を知るために二つに分かれたのが、この世の始まりじゃ。


 で、昨日伝えたように、2つと成った瞬間に、ソレは3となる。

 2は刹那で消え、3で安定する。

 だから天地創造(この世の始め)に関する神話の記述でも、やはり3が多用される。

 そりゃ、そうじゃ。2なんて数字はあの世には無いし、3で安定するのだから。

 例えば、日本神話では、天と地が出来た。

 と同時に、地中も出来ちゃった。

 天上を高天原(タカマハラ)

 地上を葦原国(アシワラコク)

 地中を黄泉国(ヨミノクニ)、と呼ぶ。」



みつろう
「なるほど、昨日聞いた聖なる3の秘密と全く同じですね。

【見るモノ】と【見られるモノ】に分離した瞬間に、【見るという行為】が生まれる。

 日本神話ではソレを、高阿真原と、葦原国と、黄泉国と呼んだのですね?

 天に神が住み、地上に人間が住んで、

 地下にそれらを繋ぐチカラの呼称、ミナモトが生まれた。」




神さま
「そうじゃ。例えば、日本国を創ったイザナギとイザナミという二体の男女神が居るが、

 それは2であるから、刹那で消える。

 イザナギと、イザナミの話しより、その後の、三貴神の方が有名じゃろ?

 語り継ぐ事が出来ないくらい一瞬で、2が消えたのだから、当然じゃな。」




みつろう
「イザナギ、イザナミの基に生まれた三貴神とは、昨日言っていた、

 天照太神(アマテラスオホミカミ)、
 月黄泉命(ツキヨミノミコト)、
 須佐王命(スサノオノミコト)

 のことですね?」




神さま
「父イザナギは、言った。

 アマテラスは、天空の世界を治めなさい。

 スサノオは、地上の世界を治めなさい。

 ツキヨミは、黄泉の世界を治めなさい。

 分離後の、それぞれの象徴を現わしている神話じゃな。


 ところが、スサノオは、分離を楽しめなかった。

 イザナミに会いたい、母に会いたい、母に会いたいと泣いた。

 もう一度、一つなるモノへ統合したい、と泣いた。

 エネルギーは必ず質量に戻ろうとする。

 分離したモノは、分離した瞬間から、統合のみを目指したベクトル上を進む。」





みつろう
「ハハズキ(→)のみつろうとしては、スサノオの気持ちがわかりますな。

 母に会いたい。

 何より、分離しておいて、アマテラスの野郎は天上世界を楽しんでるのに、

 なんで、ワシが、地上世界なんじゃい!という怒りが湧いたんでしょうな。」




神さま
「スサノオは、お前のように、曲がったココロで泣いたんじゃない。

 一つなるモノに還るためには、分離した相手と統合すれば良い、

 そう思ったスサノオは、アマテラスの住む天上世界にやって来た。

 見るモノ、と、見られるモノが、統合すれば、見るという行為も消え、1に戻る。」




みつろう
「日本神話で有名な、ウケヒの話しですね。

 ここでも、みつろうとしては、アマテラスの野郎にひとこと言いたいのですが、

 アイツ、弟であるスサノオがわざわざ地上世界から、天上世界にやって来たのに、

 『弟は、私が住む天上世界を征服するために来たのだ、武装して出迎えよう!』

 ってやるじゃないですか?

 姉ちゃん、性格、悪くない?」




神さま
「そこらへんは、正確な描写では無い。

 お前が口とは裏腹に心で慕ってるアマテラスの性格以上に、本物は性格が良い。

 日本書紀とか古事記とか、神々について書かれた書物は、

 その当時の権力者の都合が良いように、脚色されているから仕方あるまい。

 とにかく、アマテラスとスサノオは、天上世界で共に生活を始める。

 【見るモノ】と【見られるモノ】が、

 【わたし】と【わたし以外】が、共に生活を始めたんじゃ。

 これが、この世で初めて行われた、ある実験の記録じゃ。」




みつろう
「なんの実験?

 性格の良い弟(スサノオ)は、

 性格の悪いお姉ちゃん(アマテラス)との共同生活に、

 いつまで、耐えられるかの、実験?」




神さま
「お前、そのうち、罰が当たるぞ。 違う!

 分離した状態で、分離したまま統合できるかの実験じゃ!」




みつろう
「あんた、一体、何の話しをしてるんですか?

 分離したまま、統合できるか?

 出来るわけないでしょうが。

 統合したら、そもそも分離じゃないんだから。

 分離している状態を、統合とは呼べないですし。」





神さま
「まぁ、分離の世界にいるお前には分からない仕組みじゃが、

 可能なんじゃよその矛盾が。

 その最初の実験が行われたのが、タカマハラじゃ。

 一つなるモノは、一つのトキ、経験が出来ないと言った。

 【経験するモノ】と【経験されるモノ】があって初めて、【経験】が出来るのだから。

 一つなるものに、経験は無い。ソレは、至福とともに在るだけじゃ。

 でも、一つに戻ると、すぐに退屈で分離(ビックバン)したくなる。

 分離すると寂しくてすぐに、ワンネスに統合したくなる(ビッククランチ)。

 欲張りな神々(お前とワシを含めた全ての存在)は、どっちも欲しかった。

 だから、分離したまま、一つの至福で在りながら、経験って出来るかな?

 の実験をしたんじゃ。

 第一回目の実験は、見事に失敗した。」




みつろう
「失敗したんかい。

 天の岩戸隠れのこと?

 日本の伝記で言う、高天原に住みついたスサノオが、

 ウンチ投げたり、スカートめくりしたり、いたづらをしまくって、

 あきれたお姉ちゃんアマテラスは、天の岩戸の中に隠れますよね?

 世界初の、ヒキコモリ。

 現代の流行の数千年前にヒキコモリの神が居た、日本。」





神さま
「闇はやはり、光と共に居続ける事が出来なかった。

 見るモノと、見られるモノ、わたしと、わたし以外、神と人は、

 分離したまま統合する事は出来なかった。

 時代が少し早かったのじゃ。

 でも、これは、失敗では無い。成功への一つの要素として起こっただけじゃ。

 この後、歴史では、何度も統合実験や天の岩戸開きは失敗したように見えるが、

 それは、失敗では無く、これからこの世に起こる最終的な成功を導くための、

 要素・要因でしか無かった。そこへ繋がる、ただの素じゃ。

 それら「失敗という要素」が起こったからこそ、これから起こる、成功が導かれる。


 さぁ、スサノオが天上世界では暮らせなくなった事を描いた神話が、

 天の岩戸籠りと、天の岩戸開きじゃ。」


(→明日は、天の岩戸開きについて⇒)



↓日本神話バージョンでお送りしてます、笑えるスピリチュアルの神人分離講座?

ひとつなるものから分離すると、2をすぐに通り越して、3で安定する。

日本神話ではそれを、三貴神として、アマテラス、ツキヨミ、スサノオで語り継ぐ。

天上世界を治める、アマテラス(太陽)。

地上世界を治める、スサノオ(地球)。

地下世界を治める、ツキヨミ(月)。

太陽が上にあって、地球が真ん中なら、月は足の下(地中:地球の下)ってのが、

分かりやすいよね。

エジプト神話の3神とかだと、この例え話も、むっちゃ分かりづらいよ。

日本神話は分かりやすい。

上にアマテラス、下にツキヨミ、間にスサノオ。

日と月と星。

さぁ、世界的に見ても超分かりやすいと有名な日本神話で、

明日は、天の岩戸開きについて、一緒に学びましょう。

↓下の二つのボタンは、左がアマテラスボタン、右がツキヨミボタン。

それを押す真ん中に居るのが、あなたです。

押した先で確認してごらん、左には太陽のブログが、右には月のブログがあるかもよ。


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