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パナイ君
「笑えるスピリチュアルをご覧の皆さん、初めまして。

 僕の名前は、パナイ。

 中途半端が嫌いで、極端なことが大好きなんだ。」



チュート君
「で、僕が相方のチュート君。

 いたってフツーの人間なんだけど、パナイ君に言わせれば、

 中途半端らしい。」



パナイ君
「おい、チュート、お前には、夢があるのか?」



チュート君
「あるよー。

 家事するのがめんどくさいから、金持ちになって、家政婦さんを雇いたいんだ。」


パナイ君
「で、家政婦さんを雇って、どうするの?」



チュート君
「家事を手伝ってもらうの。

 もう食器洗いがめんどくさくてさ~。

 料理作るのも嫌だしなー。

 だから、家政婦さんが、料理を作ってくれて、

 その後、お皿まで洗ってくれたら、満足じゃ♪」



パナイ君
「中途半端やなぁ~。

 そんなレベルの夢で良いん?

 自分、それっぽちの夢で情けなくないか?

 もっとないんかい?

 料理作って、皿洗うだけ?」



チュート君
「じ、じゃあ、その前の、買い物もやって欲しいな。

 僕は、何を食べるかだけ決めるから、その材料も家政婦さんが買ってくるの。」



パナイ君
「だっさ。まだまだ、中途半端やないかい。

 夢まで、中途半端かい。

 買い物させて、料理させて、皿洗わせて、終わりかいな。


 俺なんて、ジャスコ行くのめんどくさいから買い物もさせるし、

 コンロのボタン押すのめんどくさいから料理も作らせるし、

 洗剤触るのめんどくさいから皿も洗ってもらうし、

 考えるのめんどくさいから、その日に何を食べるかまで、決めさせるぜ。」




チュート君
「え? その日に何を食べるかまで、家政婦さんに決めさせるの?

 それって、幸せ?

 せめて、【何が食べたい】くらいの選択は、自分でやろうよ!

 冷やソーメン食べたい日に、鍋焼きうどん作られちゃうかもよ?」




パナイ君
「ええんじゃい!

 ドーンと来い、鍋焼きうどん!

 夏の暑い日に、したたり落ちる汗を、隠し塩味にして、食っちゃるわい!

 だいたい、お前らはいつも、中途半端なんじゃい!

 歩くのめんどうだから、材料は買ってきてもらいます。 

 洗剤触るのめんどくさいから、皿は洗ってもらいます。

 キッチンに立つのめんどくさいから、料理は作ってもらいます。

 じゃあなんで、「考えるのめんどくさいから、料理を決めてもらいます」と続かない?

 どうして、そこだけ譲らない?

 どうして、「私は○○を望む」の部分だけは、譲らない?

 めんどくさいなら、そこも、やってもらえや!


 やってることが、何もかも、中途半端なんじゃい!


 ええか?

 もう一度、繰り返すでぇ。

 面倒くさいって言うんだったら、全てやってもらえや!

 例外は設けるな!

 なんのこだわりやねん?

 「考える」だけは、譲りません?

 なんじゃ、そりゃ!


 じゃあ、例えば、「皿洗いだけは譲りません」って人が居たら、

 中途半端やな~って思うやろ? お前らでも気付くやろ?

 買い物はさせる、料理はさせる、セッティングはさせる、片づけはさせる、

 だけど、「皿洗いだけは譲りません」って人が居たら、

 中途半端やなぁ~、って思わへんか?」



チュート君
「ま、まぁそうだね。

 なんで皿洗いだけは譲らないの?、中途半端だなぁって思うね。

 ひょっとして、名前が洗剤と同じ、ジョイなのかなとか、思うね。




パナイ君
「そやろ?

 同じやないかい!

 なんで、「何を食べたいか、を望む」の部分だけ、こだわっとるんじゃい!

 めんどくさいなら、全部、家政婦にやってもらえや!

 中途半端やろうどもめ! ジョイなのかユージなのかはっきりせい!
 
 えぇか、俺なんて、

 ジャスコ行くのめんどくさいから、家政婦に買い物をさせるし、

 コンロのボタン押すのめんどくさいから、料理も作らせるし、

 洗剤触るのめんどくさいから、皿も洗ってもらうし、

 考えるのめんどくさいから、その日に何を食べるか決めさせるし、

 もう、食べるのもめんどくさいから、家政婦さんに食べてもらうぜ!!




チュート君
「は、半端ない!!(ハンッパナイ)!!!」




「ジャカジャカジャン♪

 はい、チュートーくんとー、パーナイくんっ♪」







パナイ君
「ところでチュート、最近バイト始めたんだって?」


チュート君
「そうなの、マックでスマイル売ってるんだ。

 貯金をためて、お金持ちになるんだ♪」


パナイ君
「最低賃金のマックで・・・、お金持ちになる・・・、ある意味、すごい夢やな。

 マックで、金持ちに??

 が、頑張れよ!」


チュート君
「ま、マックをバカにするな! バイト生を下に見るな! 社員さんより動けるんだぞ!

 別に、マックじゃなくても良いんだよ! 金さえあれば!

 あぁ、マホウノツエがあればなぁ~。

 お金を、ポイっと出せる、マホウノツエが。」



パナイ君
「やっぱ、中途半端やなぁ~!!

 マホウノツエが欲しい? どうするんじゃい、それで?」



チュート君
「アイポッドが欲しいな~、と思ったら、その杖で、2万円出して、買う

 車が欲しいなぁ~、と思ったら、その杖持って、BMWの店に行って、

 どう考えても貧乏人だと見ている店員の、頭を杖で小突いて、

 現金1,000万円を降らせて、店員の態度の急変ぶりを見て、楽しむ。

 欲しいなぁ~と思ったら、すぐにお金が出るんだぜ?

 欲しくね? マホウノツエ。」



パナイ君
「だから、そこが、中途半端やねん、お前らは!!

 アイポッドが欲しいな~、と思ったら、その杖で、2万円を出すんだよな?

 それの、どこら辺が、「魔法」のツエやねん?

 真の、魔法の杖なら、一瞬たりとも、ご主人様に、不満を与えない!



チュート君
「どういうこと?」



パナイ君
「マホウノツエなら、2万円を出せるから、すぐにアイポッドが買えると言ってたけど、

 マホウノツエからお金が出るまでの10秒間位のあいだ、

 ご主人様であるお前は、「アイポッドが無い状態」じゃないか。

 真の魔法の杖は、一瞬たりともご主人様に不満を与えない。

 アイポッド欲しいな~、と思った瞬間に、空中からアイポッドを湧かせられるねん!!」



チュート君
「す、すげぇ。

 確かに、マホウノツエだと、アイポッド買うまでの間、タイムロスがある。

 そのあいだ、ご主人様は、オアズケ状態!

 つらい!」



パナイ君
「そやろ?

 真の魔法の杖は、一瞬たりともご主人様に不満を与えない。

 アイポッド欲しいな~、と思った瞬間に、空中からアイポッドが出現する。

 さらにもっと言えば、

 ご主人様に、アイポッド欲しいな~とすら思わせない!

 そもそも、アイポッド欲しいなぁ~と思うという事は、

 ご主人様が、満足していない状態!

 そんな状態、一瞬たりとも、創らせない!

 それが、真の魔法の杖やねん!」



チュート君
「す、すげぇ。0.001秒すら、不足の状態をご主人さまに与えないとは。」



パナイ君
「いいか、中途半端なマホウノツエだと、

 アイポッド欲しいな~と思った瞬間にお金を出せる

 それが、もっと凄いヤツになると、

 アイポッド欲しいな~と思った瞬間に、アイポッドが出現する。

 それどころか、もっと凄いヤツになると、

 アイポッド欲しいな~とすら、お前に思わせない。

 そう、この真の魔法の杖さえ持っていれば、お前は、

 一瞬も、不満が無い人生を送れる!」 



チュート君
「一瞬も不満が無いなんて、なんて素敵な、人生なんだ!」





パナイ君
「そやろ?

 いまなら、言うとること、わかるやろ?

 お金が欲しいとか言うヤツは、だいたい中途半端なんじゃい!

 マホウノツエが欲しいというヤツですら、中途半端なんじゃい!

 この杖はお前に、

 お金が欲しいなとは思わせない!

 アイポッドが欲しいなとすら思わせない!

 BMWの店員をビックリさせたいなとすら思わせない!

 夕ご飯には超高級料亭のウナギを食べたいな、とすら思わせない!

 超豪邸に住んで、美女と結婚して幸せになりたいな~、とすら、思わせない!

 お前に、何かが欲しいな~(不足)とは絶対に、一瞬たりとて、思わせない!!




チュート君
「す、すげぇ!!!

 今すぐ欲しいよ、その真の魔法の杖!!」



パナイ君
「いや、だから、中途半端やな!

 真の魔法の杖は、魔法の杖が欲しいとすら、お前に思わせない。

 ご主人様に、一瞬の不足も与えないと、言ったばかりやないか!」




チュート君
「え? どいういこと?

 全然、意味がわからないよ?」




パナイ君
「簡単な話しやないかい!

 真の魔法の杖は、お前に、

 お金が欲しいなとは思わせない!

 アイポッドが欲しいなとすら思わせない!

 お腹が空いたなとも思わせない!

 何か食べたいなとも思わせない!

 海外旅行に行きたいな、なんて思わせない!

 魔法の杖が欲しいなとは思わせない!

 幸せになりたいなと、一瞬たりとて、思わせない!
 
 お前に、なにも思わせないということだよ!!」




チュート君
「は、半端ない!!(ハンッパナイ)!!!」





「ジャカジャカジャン♪

 はい、チュートーくんとー、パーナイくんっ♪」





漫才コンビ、チュートリアルの後継者である、

漫才コンビ、チュートパナイがお送りしましたので、「笑えた」かもしれませんが、

笑いの中にも、彼らは、物凄く、真理をついています。



まず、一番目のネタで言いました。

どうして、めんどくさいって言うくせに、どこか一部分だけは自分でやろうとする?

本当にめんどくさいなら、全て、誰かにやってもらえや。

「今夜はうなぎが食べたい」という願望の部分だけは、自分でやりたい?

めんどくさくないのか、それ?

ある、一部の作業だけは、めんどくさくない?

「ウナギが食べたい」と考える、作業は、めんどくさくない?

なんじゃそりゃ!

じゃあ、めんどくさくないんなら、皿も自分で洗えよ!

一部分にだけ、こだわるなよ!

思考だけは、自分でやろうとするなよ!

願望だけは、自分で考えようとするなよ!

めんどくさいなら、全部やめる!

めんどくさくないなら、日々の雑務もこなせ!



と、M1チャンピオンさまが言ってらっしゃる。




さらに、「食べる」の部分だけは、めんどくさくないとか言いだす

なんじゃそりゃ?

「食べる」の部分、要するに、「願望結実」の部分だけは、めんどくさくない?

どうかしてるぜっ!(先代チャンピオンのブラックマヨネーズ吉田風)

「皿を洗う」も、「口を動かす」も、「胃で消化する」も、同じだろうが!

あごを動かす筋力も、皿を洗う筋力も、同じカロリー消費じゃい!

めんどくさいなら、全部やめちまえよ!

「食べる」の部分も、家政婦に譲っちまえよ!



と、M1チャンピオンが言ってらっしゃる。





次に、2本目のネタも、面白いことを言ってはる。


アイポッドが欲しいなと思ったら、すぐに現金が出せるマホウノツエの世界があり、

さらに進化すると、

アイポッドが欲しいなと思ったらすぐに、アイポッドが現れる世界になり、

さらに進化したら、

アイポッドが欲しいとすら、あなたに思わせない世界になった。


欲望をあなたに湧かせない、魔法の杖。

一瞬たりとも、あなたに、不足を感じさせない、魔法の杖。



ねぇ、それって、楽しいだろうか?





このブログの過去記事で、何度も言っている通り、不足は絶対に必要なんです。

そもそも、チュート君には見えてないけど、欲望というのは、不足のことなんです。


真の魔法の杖は、一瞬たりとも、ご主人様に不足を感じさせないために、

欲望が、ご主人様に湧く前に、もう解決している世界を創り出す。



お腹がすいている(不足)と、あなたに思わせないのだ。

ということは、ウナギが食べたいなとすら、あなたに思わせないということ。

海外旅行に行きたいなとも、定年後はのんびりしたいなとも、

あぁ、明日は早起きして公園を散歩したいなとも、

プチプチを指でつぶしたいなぁ~とも、

思いっきり深呼吸したいな~とも、

何一つ、あなたに、「欲望」を思わせないということです。



「欲望」や「希望」がなくなったあなたは、生きていると言えるのだろうか?



希望をあなたに湧かせるためには、「不足」が必要です。

どうしても、「不足」が必要なんです。



さぁ、ここまで読んで、

私の人生に魔法の杖が出現したらマジ困ると思えたなら、

あなたの日常の、「不満」や「不足」、「貧乏」、「空腹」、「不調」、

それら全てに、感謝しましょう。


明日は、7月のミソカモウデです。

神社で、生きている事を、感謝して来ましょう。

生きている=不足そのもの、なのです。

不足しているから、生きれます。

全てが満たされると、生きていません。
「世界に、まだ解決されていない問題があること、感謝します。」




(過去記事にも、似たようなのがあったよ(→コレ)。後で読んでみて。)



↓結局、幸せになりたいと思えることが、最高の幸せなんだよね。

全てが満たされたら、楽しめないんだよ。

僕たちは、不足を楽しんでいるんです。

お金が欲しいと、あなたは言う。

でも、お金が欲しいとすら、あなたに思わせない、魔法の杖を望んでいるわけでも無い。

全ての願望を叶えたいんじゃなくて、一部の願望だけを叶えたいと、こだわっている。

なんとも、中途半端な生き方を、僕たちはしているわけです。

これは叶えて欲しい、でもここだけは、叶えないで欲しい。

なんの、こだわりなんでしょう?

一億円の宝くじに当たるという夢を叶えて欲しい、

でも、一億円が不足しているという状況はそのままにしておいて欲しい。(叶えないで欲しい)。

これは叶えて欲しい、でもここだけは、叶えないで欲しい。

なんの、こだわりなんでしょう?


不足しているからこそ、楽しめるのが人生なら、

せめて、「不足」に、たまには、感謝しましょう。

中途半端が嫌いなパナイ君は、真理を垣間見ることが出来ました。

7月のミソカモウデ。神社では、そんなパナイ君が待っています。

↓今日は、下の二つのボタンを押す際、

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