★ ★ ★
★
初めてお越しの方はブログの目次へ(⇒ココ)
「パパ、どうして僕は背が低いの?」
ある少年が、父に聞いた。
父親は、少年に言った。
「お前がクラスで一番背が高かったら、きっとこう言っただろう。
『パパ、どうして僕は背が高いの?もっと低くなりたい!』って。
少年はしばらく考え、こう言った。
「小さい僕が、大きくなりたいように、大きい人は、
じゃあ、僕は中くらいになりたい。みんなと同じくらいに。
中くらいなら、背が高くなりたいとも、
パパ、僕は中くらいになりたいよ。」
父親は言った。
「いいかい、普通(中くらい)が一番おもしろくないんだよ。
高いからこそ、低いからこそ、他とは違うからこそ、
中くらいだと、違いを楽しんだり、
中くらいの身長だったら、『身長』
低いことを、高いことを、悩みも喜びもしなかっただろう。
それは、楽しいだろうか?
だから、君が背が低いのは、神さまからの大きなプレゼントなんだ。
君は、『身長』が中くらいでは無かったお陰で、それに苦悩した。そして、
楽しめたんだ。
僕らはね…、人間はね、違いを楽しむんだよ。
ホラ、星空を見てごらん。
宇宙はね、今も、どんどん拡がっているんだ。
『他とは違うように、他とは違うように』と多様化するから、
ところが、みんなが、中くらいを目指したらどうなる?
『他と同じように、他と同じように』
どんどん、みんな、何もかも同じになって行って、
最後に、「たった一つの普通」が宇宙に残る事になる。
その、『たった一つの普通』は、何を楽しめるのだろうか?
他と違う事を楽しみなさい。背が低い事を楽しみなさい。
少年は言った。
「じゃあ、中くらいの身長のC君とD君は、可哀そうなの?」
父親は優しく微笑んで、語りかけた。
「C君は『身長』が中くらいかもしれない。
でも、『足の速さ』は中くらいじゃないかもよ。
D君は、『絵のうまさ』が中くらいじゃないかもよ。
人間は誰だって、他とは違うポイントを持って生れて来る。
そのポイントが、『身長』なのか『足の速さ』なのかは重要じゃない。
そして、その違いが、『上手い』か『下手』かも重要じゃない。
中くらいじゃない面を絶対に持っているという事が重要なんだ。
どんな人間でも、絶対に、『中くらいじゃない面』
その「違い」のポイントで、悩めるんだ。楽しめるんだ。
『違い』、それが、
少年は星空を見上げて、その広さと星の数を数えているうちに、
『背が低い事』を、なんだか得した気分に思えてきたそんな、春の夜だった。
↓幼稚園のクラスで背が低い方のコクトウ(長男)が、
きっと小学校に入学したあたりで、聞いて来るであろう事を、
今のうちから、どう返答するか準備している、
小学生になったら、背が中くらいになってるかも知れないのに、
人間は、他の人よりも不幸なポイントや、
僕にもたくさんある、他との『違い』。
その『違い』を良いと思うか、悪いと思うかはどっちでも良い。
ただ『違い』さえもなければ、
え?それでも、普通になりたい?
普通って、なんなんだろう。
じゃあ、背が高くなりたいって言うけど、チェホンマンは楽しいのかな?
何センチから、何センチが普通の範囲なの?
そこに入れたら、嬉しいのだろうか?
普通に入ると、悩みも消えるが、喜びも消える。
さっきも言ったじゃん。みんなが普通を目指したら大変だよ?
宇宙は、『たった一つの普通』になってしまうんだから。
他の人との、『違い』を楽しみましょう。
他の人よりも、不幸だと思える『違い』にありがとうございます。
他の人よりも、幸せだと思える『違い』にありがとうございます。
わたしという個体に、『違い』があることに、ありがとうございます。
全ての人間に、『違い』を持たせてくれた存在に、
今日は、3月のミソカモウデです。あなたの『違い』
↓今日は下の二つのボタンを押す際、
「私が私である事に、『違いで在る事』に感謝します」ポチ↓ポチ↓
初めてお越しの方はブログの目次へ(⇒ココ)