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あるクイズ番組で、司会者が500名の参加者に聞いた。
ミツモンタ
「ニューヨークにー、行きたいか―？」
参加者
「オー！」
ミツモンタ
「この中から、ニューヨークへの切符を手にするのはたった1名で
では、聞きます。
この中で、『自分の嫁こそが世界で一番の妻だ』と思ってる人～？
50名の男性が、手を挙げた。
それぞれの男性は、
「毎朝、僕のために朝食を作ってくれる」
「長男なのに、結婚してくれた」
「稼ぎが少ない僕のために、パートで家計を支えている」
それぞれが、本当に『自分の嫁こそ世界で一番良く出来た嫁』
手を挙げなかった450名はささやいた。
「よくもまぁ、恥ずかしくも無く、
見ているこっちの方が、恥ずかしくなるよ。」
手を挙げた50名は、それぞれ1ポイントの得点をゲットした。
ミツモンタ
「さぁ、現在、450名が0点、50名が1点です。
いよいよゲームも白熱してきましたね！！ （どこが？）
それでは、第二問です。
この500名の中で、『自分の嫁は、世界で一番ダメな嫁だ』と思
こんどは、20名の男性が手を挙げた。
「いつも高級バックばっかり買って、お金を浪費している」
「皿洗い、掃除、洗濯、すべて、旦那さまの僕がやっている」、
「妻は、次男の僕を狙ったっぽい、そんな形跡が最近出て来た。」
20名それぞれが、自分の嫁へのグチをみんなにこぼした。
会場には、「うんうん」と同意する声が大きく広がった。
20名は、本当に、『自分の嫁が世界で一番最悪だ』
20名は、1ポイントゲットした。
ミツモンタ
「それでは、優勝者の発表です！！！」
参加者Ａ（ヤジ）
「はぁ？優勝者が決まった？
なんでだよ！
今のところ、第一問の正解者50名が1点、
合計70名が1点で、横一線に並んでるじゃないか！！
0点の430名が落ちるならまだわかるけど、
なんで、一位が決まるんだよ、バカじゃねーの！」
ミツモンタ
「いいえ、違います。
第一問と第二問の両方に手を挙げた人が1名います。
彼は、2点ゲットしてますので、ぶっちぎりで優勝です！」
参加者Ｂ（ヤジ）
「はぁ？？？
第一問は、「自分の嫁はこの会場の中で一番良い嫁」で、
第二問は、「自分の嫁はこの会場の中で一番ダメな嫁」だろうが！
両方に正解って、どういう意味じゃい！！」
ミツモンタ
「（ヤジを無視して）では、
どうぞこちらへ！
いやー、凄かったですね～！ブッチギリの、一位！
あなただけ、2点ですよ！」
みつろう
「えぇ、中盤、ちょっとペースが落ちて来たんですが、
持ち前の、どうにかなるさ精神で乗り越えました。」
ミツモンタ
「あなたの、嫁は、世界で一番良い嫁ですね？」
みつろう
「もちろんです！
僕の嫁は、いつも、僕を第一に考えてくれるんです。
僕に自由な時間を沢山与えてくれるし、間違いなく、
ミツモンタ
「あなたの嫁は、世界で一番ダメな嫁ですね？」
みつろう
「当たり前じゃないですか！
家事は全て、僕がやってますし、夜泣きのダッコも僕がやってる！
それなのに、全然、僕に感謝もしないでグチばかり言いやがる！
アイツは、世界で一番ダメな嫁です！」
ミツモンタ
「優勝賞品の、ニューヨーク、誰と行きますか？」
みつろう
「嫁に決まってるじゃないですか！
世界で一番最高で最悪な嫁と行きますとも。」
ミツモンタ
「それでは、ここで、お時間です。また来週、クイーズ、イン！！
優勝した男性は言った。「自分の嫁は世界で一番最高な嫁だ！」
優勝した男性は言った。「自分の嫁は世界で一番ダメな嫁だ！」
どちらの問題も、本当に、そう思ったのだ。
「うちの嫁」というのは、本来、中立な現象です。
ソレに対して、どう思えるかだけを、僕たちは選べます。
『世界で一番素敵な嫁』だと見ようとすれば、
「自分を大切にしてくれる」「
『世界で一番ダメな嫁』だと思えば、
「家事を手伝ってくれない」「ぐちばかりいっている」
中立な現象、『うちの嫁』に、正解は、無いんです。
正解は、あなたが決めるのだから。
ソレを、「世界で一番の嫁だ」とするか、「世界最悪の嫁だ」
決めれるのは、解答者の、あなただけなのだから。
優勝した男性は、第一問で「うちの嫁こそ世界で一番だと思う人？
と言われ、自信を持って答えた。「そうそう、
そう見ようと思えば、本当にそう思えたのだから。
「間違いなく、うちの嫁こそ、世界で一番の嫁だ！」と。
第二問で「うちの嫁こそ世界で一番ダメな嫁だと思う人？」
と言われ、自信を持って答えた。「そうそう、
そう見ようと思えば、本当に「世界で最悪の嫁」に思えたのだから
「思おう」と思えば、どうとでも思えるのだから。
「見よう」と思えば、どうとでも見えるのだから。
中立な、ソレ、を、「世界最悪」と見ようと思えば、そう思え、
中立な、ソレ、を、「世界最良」と見ようと思えば、そう見える。
唯一の答えはありません。
あなたの目には、今、何が見えていますか？
ソレ、を、「世界一だ！」と思うか、「世界最悪だ！」
あなただけが選択出来る権利です。
世界中のだれが何と言おうと、あなたが、
あなたは、あなたが見たいように、世界を見ています。
それが、「あなた」です。
感謝側から、ソレ、を見てみようかなと思えたあなたは、
是非、明日、神社へ行って下さい。
明日は、3月のミソカモウデの日です。
神社の境内では、ソレ、を、より、
↓初めから、出題者のミツモンタは正解を持っていませんでした。
なぜなら、正解は、解答者にしかわからないのだから。
優勝者と作者は、偶然にも、同姓同名でしたが、
確かに、僕も、世界で一番最高な嫁だと思っていますし、
世界で一番最悪な嫁だとも、思う事も出来ます。
どちらの答えにも、自信を持って答えられます。
自信を持って、世界最悪だ！とも、世界最高だとも言えます。
ただ、どちらに、自信を振り分けるのかを、僕は選べますので、
明日は、神社に行くだけです。
神社で、ブツブツ嫁の文句を言ってる中年男性が居たら、作者か、
↓今日は下の二つのボタンを押す際、
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