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先日、コクトウ(長男)がドライブ中の車内にて、
コクトウ
「ねーパーパー、仮面ライダーメテオが戦った最後の敵、
ホラ、
みつろう
「メテオが戦ったやつ・・・、あぁ、ハイハイ。いたね、いたね。
あの~、あれでしょ。
フォーゼが悪のボスガモン理事長を許してるトキに、
メテオが倒してたヤツね。
あの、黒い服着てたヤツでしょ?」
コクトウ
「そうそうそう!あいつ!
最後、メテオが、『ハウチャー』ってキックして、
みつろう
「はいはいはい。あの~、海で戦ってた相手だよね。
結構、背が高くて、
コクトウ
「そう、そいつよ、そいつ!
なんだったっけ、かに座のゾディアーツの。
あいつなんて名前だった?
もー、パーパー、思いだしてよ!!
もう、パーパーー!!
思いだしてよ~!」
後ろの席で、大声でダダをこね出した、コクトウ。
ここで、みつろうは、ハッとした。
伝わってるのだ。
十分に。コクトウが話している、「そいつ」が。
コクトウが伝えたかった、「ソイツ」が。
みつろうの頭の中には、
鮮明にそいつの顔どころか、そいつの爆破シーンや、
メテオとソイツが戦っている風景、
「そいつ」に関する全てが伝わっている。
それなのに、何故に、名前が必要なのか、と。
どうして、名前を思い出す必要があるのか、と。
名前とは、本来、「ナニカ」を伝えるためのツールである。
会話で「りんご」と言われれば、
頭の中に、赤くて、まあるくて、甘酸っぱくて、のソレが浮かぶ。
本来は、「ソレ」を相手に伝えるために、名前がある。
先程の、仮面ライダーの敵(伝えたかった本質)は、
もう伝わってる。
みつろうには、明確に伝わっている。
それなのに、ソレをただ伝えるためだけの、「名前」
伝えたかった本質が伝わっているのに、
それを伝えるための道具(名前)を伝える必要なんて無い。
役割が、逆転しているのだ。
もう道具は必要無いときなのに、人間は、道具(名前)にこだわる。
本質よりも、飾りや表層だけを意識してしまう。
付き合いたてで、
「愛してるよ」さえも、言う必要なんて無いだろう。
「愛してるよ」はただの言葉だ。
もう、わかってる。
十分に伝わっている。
今更それを、「言葉」という道具に落とし込む必要は無い。
「愛しているよ」は、むしろ、
ジェニファーが、
「愛しているよね?」と確認したくなり、
スティーブンは言う。「もちろん、愛しているよ」と。
という事は、愛が伝わっていないからこその、
「愛しているよ」なのだ。
なんということだ。
本当に伝わっている場合は、言葉は必要無いし、
伝わっていないからこそ、言葉が必要になる。
そこら辺を、さらに見つめて行くと、
実は、何一つとして、言葉は必要が無い事に気付ける。
そもそも、「伝えたいこと」は伝わっていないことであり、
伝わっていないことなんて、別に伝える必要なんてないのだから。
言葉なんて、たったの一つも要らないはずである。
それを見つめていくと、テレパシーが完成する。
この世で起こっている全てのことは些細なことで、
よくよく考えてみると、「伝えたいこと」すら無い事に気付けるのだから。
在るだけ。
起こるだけ。
「・・・」
です。
(⇒でも明日へ続く⇒)
↓親愛なる息子へ。
パパは、あの日、あの車内で、
「うるさい。黙れ!ダダこねるな!名前なんて要らぬわ!
と意味不明に、悪魔が乗り移ったように笑いだしたけど、
その「ワーッシャッシャ!」って言葉さえも余計だよね。
「アイツ」は伝わってたし、それより深いものも伝わってるよ。
いつでも愛してるよ、コクトウ。愛していないトキも、
お詫びに、インターネットという便利グッズを駆使して、
アイツの名前を調べたよ。
アイツは、獅子座のレオ・ゾディアーツだったよ。
演じている人の名前さえわかったよ。横山さんって言うんだって。
あ、別にそんな情報は要らない?
そうだよね、名前なんてただの道具だもんね。
そろそろ、道具にこだわるのを人類がやめだしてるからね。
そんな君の時代に、幸あれ。
↓今日は下のボタンを押す際、
「・・・」と在りながら、ポチ↓ポチ↓が起こるのを見つめてね。
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