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東京の、とあるマクドナルドの裏口で、事件は起こった。


バイトA
「お疲れさまでした~、お先なりまーす。

はー、今日も疲れたなー。

家に帰って、ゆっくり休んで、明日にそな・・・。」



ガバッ!!




デラックス
「う、動くな!

というか、もう、羽交い絞めにしているから、動けまい!

よいか、美少年よ!

わたしは、お前と幸せの鐘を教会で鳴らす運命にある者だ!

なぜなら、素晴らしすぎることしかこの世には起こらないから!


あまりにも美少年すぎるお前が、

わたしの家の隣りのマクドナルドに就職したのは、偶然ではない


これは、頭で考えると35億分の1の奇跡となるけど、

ハートで一つとなれば、わかる話だ!

この世界には、素晴らしすぎることしか起こらないのだ!


さぁ、行こう。

今すぐ行こう、夜の教会へ!」





シュタッ!!

トーウ!!

ポコッ!!






みつろう
「さぁ、青年よ、今のうちに逃げなさい!!」



デラックス
「てめー、なにすんだよ!!

良い所だったのに!!

逃がしちまったじゃねーか!!




だいたい、おめーが昨日のブログで言ってた話しじゃねーか!!

簡単を信じなさいって。

家の隣りのマクドナルドの美少年こそ運命の恋人だって!!

恋人は遠くの国には居ない、家の隣りに居るって!!」




さぁ、「簡単」や「素晴らしすぎる世界」を信じようと踏み出した、

このまあるいひとは、何が間違っていたのでしょうか。



愛を知ってるあなたなら、すぐに気付くと思いますが、

「美少年を羽交い絞めにする」

「夜の教会まで引きずって行く」

これを、簡単と呼べるでしょうか?


呼べませんね。



「スポポニア共和国を目指す」「羽交い絞める」は、どちらも努力です。

自分の力でどうにかしてやろうという、努力です。




デラックス
「じゃー、どうすりゃいいんだよ!!

てめーと違って、こっちは独身なのよ!!」



読者からも同じようなお便りをいただきました。

「独身な私は、愛を知らない者ですか?」と。


そんなわけがない!!

独身と言うだけで、愛を知らないだなんてレッテルを張られていたら、

もう日本に愛を知るものなんて、チョビっとしか居ないじゃないですか。



じゃあ、どうすればいいか。

独身のあなたが、「この世は素晴らしいことしか起こらない」ということを、

勇気をもって信じ始めるためには、恋心を利用すればいい。



胸がドキドキするくらいの恋をしたことがある?




デラックス
「あるわい!

だから、このマックのバイト生がそうなの!!

先月、初めてこの新入り君がレジに立ったトキ、

わたしは思わず言ったわよ、スマイル一つって!!

もう、ドッキドッキしたわよ!」





みつろう
「か、かわいそうに。

先月入って、今月には辞めるだなんて・・・。

とにかく、まっちゃんは、このバイト生に恋心を感じたんだね?」




デラックス

「おうよ!

お前の言うとおり、これぞ運命よ!!

35億分の1の奇跡が、まさか隣りの家にいただなんて!


だから、私、アプローチを始めたのよ!

でも、まったく反応が無いから、もう強硬手段に打って出たところなのよ。


ぜんっぜん、簡単に進まないじゃないか!!

お前の理論だと、すぐに結婚できたはずなのに!!

やはり、この世は、努力が必要なのよ!!

簡単には進まないのよ!!」



あなたが愛してやまない人が、

あなたの事を愛していない可能性もあります。



そういうトキは、是非、マッチャンのような勘違いはしないでください。


「恋が上手く進まない」から、


「この世はスムーズにはいかない」と、思わないでください。


まず、その片思いの相手への、あなたの気持ちを感じてみてください。




あなたは揺るぎないほど、確信を持って言えるでしょう。

「この人よりも愛している人が世界中に居るわけがない」って。

片思いのあなたは、その感情を感じ切ったなら、

もうソレ以上は何も考えないでください。


きっと、ソレ以上を頭で考えてしまうと、

次に浮かぶのは、「それなのに」でしょう。

ここまで行ってしまうと、全てが、「疑い」の方向に転じます。

だから、愛を感じるところで、勇気を持ってストップして下さい。



さぁ、片思いのあなたにもう一度聞きます。

彼よりも愛せる人が、他に居ると思えますか?


デラックス
「だから、思えないっっつーの!!

私は確信を持って言える!

マックはそれこそ、世界中にあるけど、

世界中のマックの店員と付き合ったとしても、彼以上は居ないだろうってな!」





この気持ちを感じるところまで、愛を深めてください。

もうどう考えても、彼以上の人が世界に居るとは思えないという所まで。


で、もう一度、あなたに、聞きます。

彼以上は、絶対にあり得ませんよね?


あなた
「はい。」




じゃあ、もう、それだけで奇跡です。




あなたを、世界で一番ドキドキさせる相手が、

偶然にも、あなたの街に居た。


ブラジルでも、フランスでも、スポポニア共和国でもなく、あなたの街に。






もう、それだけで奇跡です。


これを、確率にしましょうか?

0.00000000001%以下です。



要するに、相思相愛じゃ無くても、

「簡単」や「素晴らしい世界」を信じ出すことは可能です。





だって、考えられないでしょう?

世界には35億人の男性が居るのに、

間違いなく、あなたを、これ以上ドキドキさせられる男性なんて世界に居ない。


偶然にも、あなたの街に、彼が居ただけでも、

本当に奇跡なんです!




だから、「彼をどうにかしてやろう」とは思わないことです。

だって、この世は0.0000000001%の奇跡を起こせるくらい、

簡単に進んでいるんです。



そんな世界が、例え、「彼は運命の人じゃ無い」とこの先言うのなら

もっと素晴らしい奇跡を用意しているに決まってる!!



だから、彼を愛してやまない気持ちを感じられただけでも・・・、

あなたが「世界は素晴らしすぎる」を信じ出す理由となり得るのです。



「それなのに」から先は、マインドの罠です。

「コイツをどうにかしてやろう」という執着も、マインドの罠です。



ということで、片思いのあなたへ。

あなたの街に、あなたをこんなにもドッキドッキさせる彼を用意した、

そんな世界を信じ始めましょう。

その世界が、「彼は運命じゃ無い」と言ったトキにも、


マインドより、世界の方を信じれるはずです。




↓どんな事でも、どんなモノでも、

それを、「不足」と感じることも、それを「満足」と感じることも出来る。

あなたの胸を、こんなにも高ぶらす存在は、世界中に他に居ないだろう。

それが、偶然あなたの街に居ただけでも、世界は素晴らしすぎる!

あとは、あなたのマインドよりも、そんな世界の方を信じ始めたらいい。

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