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このブログで何度か述べさせていただいている通り、

みつろうは、タモリさんを敬愛している。


日本のお笑い界のドンでありながら、

その笑いの姿勢は、若手芸人よりも身を低くし、底流で、。

まさに、上善水のごとし(老子)。



そんなみつろうは、ファンであると言いながら、

「タモリの弔辞」の存在を、つい先日シった。



これは、タモリさんの恩師である、赤塚不二夫さんの葬儀に、

タモさんが人生で初めて読んだ弔辞である。





あなた(赤塚さん)の考えは、

すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。

それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、

また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。

この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。

すなわち『これでいいのだ』と。






この、「タモリの弔辞」の存在を友人から教えてもらって読んだトキ、

背筋が凍った。


すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れる

そうすることで、

人間は、時間の連続性を断ち切ることが出来る、と。




本当は、今しかない。

過去と未来という幻影が、物事を、あるがままに受け入れることを拒む。

ただ起こっている目の前の出来事に、判断と言うレッテルを張るのは、

すべて、過去の後悔や、未来への心配がもととなる。

目の前のソレを、過去や未来と比較するのだ。




でも、本当に、もし、その目の前の、ソレしか無いと、

時間の連続性を断ち切れば、

ソレは、ナニと比べることも出来ないのだから、

ソレの価値は、ソレ以上でもソレ以下でも無くなる。

SOREになる。



SOREになってしまえば、もうソレは、絶対価値になる。

「異様にマブシイ」とタモさんが表現する通りだろう。


そして、タモさんの恩師、赤塚先生は、

これら一連の思想の全てを、端的に表わしているのだ。

「これでいいのだ。」




たぶん、みつろうがこのブログでこれまで、

何百万文字を使って書いてきた思想も、

結局、この赤塚先生の一言にかなわない。


「これでいいのだ」



赤塚先生の漫画の主人公の口癖である。

天才バカボンを、リアルタイムで読んだことが無い世代なので、

読んでみようと思った。





タモさんを有名人にしたのは、赤塚先生だ。

当時無名だったタモさんの才能をいち早く見出した赤塚先生は、

「こいつを福岡に帰してはいけない。」と思ったらしい。



既に売れっ子漫画家だった赤塚先生は、

自身の豪華なマンションにタモリを住まわせ、

お小遣いを月に20万円わたし、

先生は職場(漫画かくとこ?)のロッカールームで寝ていたらしい。



この師にして、この子あり。



そうか、みつろうはタモさんが死ぬほど好きだったけど、

そのタモさんの恩師は、さらに素晴らしい人だったのか。



インドとかで、聖人が悟るトキは、

グルと呼ばれる、師が目の前に現れるらしい。


グルに完全に自分自身を委ねることで、悟り開く。



タモさんのグルは、間違いなく赤塚先生だ。


先日の記事で、他力本願について書いた。




自力では他力になれないけど、


他力しかなかったと気付くことで自力が滅すると。



タモさんが、赤塚先生に全てを委ね、他力の境地に居たことは、

タモさんのこの弔辞の締めの言葉に表れている。



タモリ
「赤塚先生、私もあなたの数多くの作品の一つです。」





タモさんは自力では生きていないのだ。

赤塚先生に出会ったそのトキから、

もうタモさんは、赤塚先生の作品だったのだ。

赤塚先生に、描かれた、「タモリ」だったのだ。








僕たち凡人も、この日本お笑い界史上、最強の師弟関係から、

何かを学ばなければならない。



※「タモリの弔辞」でネット検索すると、全文が表示されます。

上に紹介した他にも、【絶対感謝の境地】を描写している、

(あなたと過ごした)どれもが本当にこんな楽しいことがあっていいのかと

思うばかりのすばらしい時間でした。


とか、名言ばかり出てきますよ、この弔辞。

あなたは、暇だろうから、検索してごらん。






↓ひょっとすると、世の中には、

悟りの境地に達している人がウジャウジャいて、

でも、別にその境地を声高に語らないだけかもね。


赤塚先生の行いも凄すぎるし、

それに全てを委ねたタモさんもやっぱ凄すぎる。


あなたは、間違いなく自分の力で生きています。

でも、そんなあなたも、周りの全ての人の作品なんだよ。


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