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(⇒昨日の続き⇒)



みつろう
「ねぇ、神さま。


死んだら、僕、どうなるの?」




神さま
「別に今聞かんでも、どうせもうすぐ死ぬから、安心せい。」




みつろう
「おいおいおいおい!!!


シャレにならんことを、さらっと言うな、サラっと!



安心せい?


あんたに、そう言われる前の方が、だんぜん安心してたわい!!」





神さま
「人は、生まれる前に一つだけこの世で絶対にやることを決めている。


これだけはやるぞ!と決めてきたそれは、全ての人間に共通した夢だ。


たった一つだけ、絶対にこの世でやること。



『死ぬこと』



人は、生まれる前に、『絶対に死んでやる!』と決めて生まれてくる。


だから、安心せい。


誰一人として、死んだらどうなるかを体験しない人は居ない。


みんな、死ぬんじゃから。」





みつろう
「ほぉ。じゃあ、質問を変えましょう。


『全員死ぬから、どっちみち、死んだ後にどうなるかはそのうちわかる。』


あなたは、こう言った。



じゃあ、聞きます。



死んだ後に、『死んだ後は、こうだったんだ~。』と全員思えるという事で、


OK?



要するに、死んだ後にも、「わたし」が存在すると言うことで、OKね?」





神さま
「その質問には、今は答えない。


それよりも大事なことは、


人間は絶対にそのうち死ぬのに、


それが起こる前に、それを知りたがっているという事じゃ。



確実に起こることを、それが起こる前に知りたがる


待っていれば、絶対に起こるのに。


不思議じゃと、思わんか?」






みつろう
「別に不思議では無いですね、人間の感覚から言わせてもらうと。


絶対に、『死』、は起こるかもしれないけど、


それが起こるとどうなるか、それが起こる前に知っておきたい。」




神さま
「なぜ、絶対に起こることなのに、それが起こる前に、それを知っておきたい?」




みつろう
「例えば、夢の阪神-巨人戦という試合があったとしましょう。


その試合がどういうものなのかは、その試合に行った人から聞ける。



だけど、『死』がどんなものだったのかは、死んだ人からは聞けない


だから、起こる前に知りたくなるんじゃないでしょうか?」




神さま
「じゃったら、巨人戦と同じように、


死んだ人から聞けばいいじゃないか。


臨死体験者がおるじゃろ?


イタコもおるじゃろ?」




みつろう
「えー、なんかちがーう!


臨死体験者が嘘ついてるかもしれないじゃないか~。


三途の川を渡りました。花畑がありました。


嘘かもよ~。」



神さま
「ほぉ。


じゃあ、言うが、巨人戦も、嘘かもよ?


ベンチがありました、


ビール販売のねーちゃんが居ました。



巨人戦は、最高です。



あれ、全部、嘘かもよ?」





みつろう
「まさか。


巨人戦には、三途の川よりも高い確率でビール販売のねーちゃんがいます。


そこに、嘘はありません。」





神さま
「どうして、そう言える?


どうして、臨死体験よりも、巨人戦体験の方が、確実だと?


どちらも、お前は体験してなくて、聞いただけなのに、


どうして巨人戦のレポートだけを信じる?」





みつろう
「合意性において、秀でています。


臨死体験者が10人居たとして、巨人戦体験者は10万人います。」





神さま
「数が問題なのか?


10万人の嘘つきと、10人の正直者かもしれんぞ?


まぁ、問題が数なら安心せい。


そのうち、臨死体験者が、巨人戦体験者に並ぶから。



じゃあ、今はどうすれば良いか。臨死体験者が少ない、今は。


体験してみることじゃ。」




みつろう
「ほぉ、死ねと?


可愛い我が子たちに、死ねと?」





神さま
「そうじゃない。


巨人戦を、体験してみることじゃ。」





みつろう
「えー、なんでー?


別に、テレビでも映るし、行った人に聞けるし、


何より、野球に興味なーい。」






神さま
「じゃあ、興味あることを、体験してみることじゃ。


なんでも良い。


お前が好きな、甲本ヒロトのライブでも良い。


人から聞いた、じゃなくて、実際に行って、体験してみることじゃ。」




みつろう
「どうして?」





神さま
「ソレは起こるかどうかわからない事だからじゃ。



良いか、『死』は絶対に起こる。100%じゃ。


でも、『死』以外の全てのイベントは、


起こるかどうかは、「あなたが行くかどうか」にかかっておる。




台風で中止になるかもしれない。


野球チームが解散するかもしれない。


絶対に、100%起こるとは言えない。



『死』以外の全てがそうじゃ。




逆に言うと、『死』以外のことは、絶対に起こるとは言えないがゆえに


あなたの体験を必要とする。



あなたに、体験を求めてくる。



人から聞くでもなく、テレビで見たでも無く、あなたの真の体験を。




そうすれば、徐々にわかるじゃろう。


なんのために、生まれてきたかが。」






みつろう
「なるほど、確かに、『死』以外の出来事の全ては、起こらない可能性がある。


でも、それらを体験しているだけで、『死』の何が見えてくるの?」





神さま
「体験をし続けていると、ある一つのことに気付く。


『みんな、嘘つきだ』ってことが見えてくるんじゃ。



巨人戦に、実際に行ってみると、聞いていたのと全然違うとわかる。


生ライブを体験してみると、TV放送と全然違うとわかる。


山に登ってみたら、写真とは全然違うと分かる。





そう、『体験』は、

あなたにしか起こらない現象なんじゃ。




Aさんがあなたに伝えた巨人戦は、Aさんの体験じゃ。


それを、あなたが体験すると、全く違ったものになる。



だから、ワシ(神)は、「あなた」に、


出来るだけたくさんの事を体験して欲しいと願っている。



『誰かが、もうやったことだから』とか、


『誰かに、もう聞いたことだから』とかは、まったくナンセンス。



「あなた」にソレを体験して欲しい。」






みつろう
「まぁ、確かに、


やってみなけりゃわからないですもんね~。



でも、体験しまくりの話しと冒頭の質問に、いったい何の関連性が?」







神さま
「お前は、死んだらどうなるのか教えて欲しいと言った。



人類全員に、たった一つだけ確実に起こる現象『死』。


絶対に起こることを、起こる前に、知りたいと言う。


マッてりゃ、絶対に起こるのに。




一方、『死』以外の出来事全ては、あなたが選択しないと起こらない現象じゃ。


あなたが、「これをやるぞ」と決意しない限り、全ては絶対に起こらない現象




選択しないと絶対に起こらない現象さえも、まだ起こしていないあなたに、


起こさないでも絶対に起こる現象を、起こる前に説明なんかしたくない。







それは、必然として、起こるんじゃから。



ワシがと言おうがと言おうが、全員に起こるんじゃから。



でも、『死』以外のことの全ては、


「起こる」のか「起こらない」のかはまだ決まっていない。




「あなた」に用意された人生じゃ。


「あなた」がそれを起こして、体験しないといけない。






どうして、夜が来るの?と、ある日オサナゴが母親に聞いてきた。


もっともっと遊びたかったその幼子は、


夜なんか来なければいいのにと思ったわけじゃ。




夜の仕組みさえ分かれば、それを阻止して遊べると考えたのじゃ。



そんな時、母親にしてあげられることはなんだと思う?



太陽の周りを地球が回るから、ドウタラコウタラと説明するのか?



どうやったって、

その母親には、夜を止めることは出来ない。




我が子のために、どう頑張っても、母には夜は止められん。





じゃったら、母親は、こう言うしかないじゃろう。




ケン坊。全ての人に夜は絶対来るのよ。


でも、夜まで何をして過ごすかは、全ての人で違うわ。


ホラ、まだまだ朝が始まったばかりなんだから、


公園にでも行って遊んで来なさい。





唯一確実に起こる『死』。



起こるか起こらないかは、「あなた」にしかわからないその他全てのイベント。




選択しないと絶対に起こらない現象さえも、まだ起こしていないあなたに、


起こさないでも絶対に起こる現象を、起こる前に説明なんかしたくない、


それが、母としてのワシの気持ちじゃ。」






みつろう
「ママー!!!」






↓いつの間にかケン坊にされちゃったみつろうは、


当然、「それでも教えろや!」と喰らいついたので、


その話しは、また今度ね。



とにかく、死は誰にでもやって来る。



死以外は、誰にやってくるかは決まっていない。



それなら、どうして、先に、それらをやらないの?とママーは言ってるの。




バイキングで例えるとね、



100%食べられるショートケーキがあるんだから、


10%のモンブランや3%のティラミスから先に食べたら?


ショートケーキは間違いないんだから、先にモンブラン食えよ!!



そう、神さまは言ってるの。


親切だと思わない?神さまが答えなかったあの態度。





幸せになることは100%決まってるんだから、


目の前の、二度と体験できないかもしれないその不幸を、


もうちょっと、楽しんでみたら?





神さまにも出来ない『体験』が、あなたには出来るんだよ♪



まずは、この世を楽しもう♪


絶対にみんな、あの世に帰るから。




↓今日は下の二つのボタンを押す際、


「わー。ティラミスって食べてみたらこんなにおいしかったんだ~。


聞いてたのと、ちがーう。」


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