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（昨日の続き）
みつろう
「よーし、明日からは、光の前に立つ全ての戦士たちに感謝するぞー！
俺なんて、所詮ただの影なんだ！！
全ての戦士たちが居なければ、映る事も出来ない、ただの影なんだ！
感謝します、ありがとう、テンキューベリマッチ、オール、ウォーリアー！」
神さま
「なぁ、みっちゃん、みっちゃん。
間違っておるぞ。」
みつろう
「はぁ？？！！
『みっちゃんみちみちうんこたれ♪』みたいに人の名を読んでる、
あんた以外に間違いはないわい！！」
神さま
「光の前に、ナニカが立ったお陰で、うれしいことが映る（あなたに起こる）。
ワシは、そう言った。
でも、『ただの影なんです』なんて言ってないぞ？」
みつろう
「昨日の記事を読む限り、言ってますけど、
言ってないことにしましょう。
で、何が言いたいのですか？」
神さま
「お前ら人間は、いつも極端なんじゃ。
Aが素晴らしいぞというと、死ぬ気でBを否定する。
まぁ、相対性のその世界に居る限り、
何かを良いと思うためには、何かを悪いと思わないといけない。
それは、しかたあるまい。
でも、もっと生き方を工夫することで、楽に生きれるのに。
あなたに起こったうれしい出来事は、すべての存在の影だとワシは言った。
だから、すべての存在に感謝しなさいと。
ただ、ワシはそう言っただけじゃ。
それなのに、お前ときたら、どうじゃ？
「全ての存在は、本当にありがたい！それに比べて、俺なんか、カスよ！」
と言いだしちゃう。
「俺なんか、ただの影で、鼻くそで、金魚のフンみたいなもので・・・。」
みつろう
「（オッホン）」
神さま
「ま、まぁ、そこまで言っておらんかったかもしれんが、
Aが素晴らしいと言われたら、徹底的にBをバカにする。
下手すぎる、生きるのが下手すぎるぞ。
そこんとこ、日本語は美しいなぁ。
『お陰様です』という。
『ただの影でしかない」なんて言わずに、
影にも、最上級の敬語を与える。
というか、影にこそ、最上級の敬語を与えておる。
その『影』に～♪『お』を付けて～、『さま』まで付けて♪
斎藤和義の歌みたいじゃな。」
みつろう
「お疲れ様の国、良い歌ですよね。
なるほどー、要するに、影こそ偉いと？
みつろうこそ、偉いと？」
神さま
「ホラ、また、極端。
良いか？
【東大合格】が起こったのは、
光の前に、【代々木ゼミナール】が立ったからじゃったな？
例えば、代々木ゼミナールの講師に会ったトキ
代々木先生
「いやー、さとうくんとこのお母さん。
よかったですねー、東大に受かって。」
母親
「本当にお陰様で。
パータリンのうちの息子が東大に合格できたのも、すべて、先生のお陰です。」
って言うじゃろ？
なんか、変な感じしない？
『先生のお陰様です』
先生を尊敬したいんだか、影（息子東大合格）を尊敬したいんだか。
ここに、日本語の美しさがある。
楽に、生きる工夫が施されておる。
こんなに上手な言語を編み出したんだから、
まぁ、少なくとも、昔の日本人は、代々木先生よりも頭が良かったんじゃろうな。」
みつろう
「そっかぁ。
確かに、『あなたのお陰です』って、
あなたを敬いたいのか、私を敬いたいのか、よくわからんばいね。
日本語を作った、弘法大師あたりの文法ミスかと思いきゃ、
まさか、楽に生きるための工夫が施されていたなんて。
芸が細かいね～。さすが、ニッポン！」
神さま
「この世に映るモノ全ては、
ワシという光の前に、ナニカが立っている、お陰じゃ。
ワシは、ナニカだけを尊わない。
映しだされた影だけも尊わない。
光であるワシも尊わない。
影も、ナニカも、ワシも、
全てが本当に尊いからな。
全てを含めたトキに、尊いになるのだから。
相対性のそのスペースで、生きる工夫をして生きなさい、日本人よ。」
↓え？あなた、外人なの？
たぶん、外国にも、外国なりの、素晴らしい文法があるはず！
みつろうじゃなくて、イーオンで聞いて！
あなたは、昨日、すべての存在に感謝できたと思います。
でも、だからといって、「あなた」をないがしろにしてはいけません。
一番嫌いな人にありがとうと言って、あなたに「ばかやろう」って言うんじゃ、
道理が通らないとです。
「あなた」も素敵で、「あなた以外の全て」も素敵だと思える境地があります。
「あなた」の意見も通しながら、「あなた以外の全て」の意見も通る境地が。
その境地に達するためには、神（光）も含める必要があるのかもしれませんね。
光と、ナニカ（あなた以外の全ての存在）と、御影（あなた）。
三位一体となって、この世を楽しみましょう。
↓今日は下の二つのボタンを押す際、
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