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昨日の記事に関して、


お便りいただきました。





ペンネーム桶屋サイオウズさん
「みつろうさん、昨日の『塞翁が馬』に似ている故事に、


『風が吹けば桶屋が儲かる』がありますよね。


宇宙の小さな縁の積み重ねに、感服いたしました。


私は間違いなく、生かされています。」






風が吹けば桶屋が儲かる、シってる?



この故事を説明するのがメンドクサかった小学校の先生は、


生徒に、簡単にこう教えます。



①風が吹いたら桶屋が儲かるパターンA


オサム先生
「風が吹いてくるでしょ?


そしたら寒いなーって思った人たちが、お風呂に入りたくなるよね?


お風呂に入る人が沢山になったら、


湯船からお湯を汲むための、桶(オケ)が沢山必要になるよね?


だから、風が吹いたら、桶屋さんが儲かるんだよ。


一見、関係が無さそうだけど、全ては繋がってるよってお話し。


だから、みんなも良い子にしよーねー♪」





一方、メンドクサがらない落語家は、こう話すらしい。



②風が吹いたら桶屋が儲かるパターンB



三遊亭ミツ楽
「冬になり、風がビューっと吹いてきた。


そしたら、どーでぇ、おめーさん。


お江戸を三里越えた辺りの三鷹の山で、


杉の木が花粉を飛ばしやがった。



風に舞った大量の花粉に、酒屋のせがれの長太郎が…、


あ、この長太郎ってのが、アレルギー性鼻炎もちなんだよお前さん!


その長太郎が、ピーピーピーピーと鼻水を出した。



あまりにもピーピーうるさいモンだから、


酒屋の店主がこう言った。


『どうせピーピーうるさいくらいなら、店先に立って、


ピーピー音頭でも歌って、お客でも呼び込みなよ!』



親父のジョークが通じない長太郎は、


待ってましたと、店先に立った。




すると意外と評判になったピーピー音頭に、


音の厚みを付け加える伴奏が必要だと言いだした女将さんが、


三味線片手に店先に出た。




三味線と鼻水のピーピー音頭は、お江戸で大流行!



酒屋だけにとどまらず、醤油屋も八百屋もみーんな始めちまったい。




これには三味線屋がうれしい悲鳴をあげた。



バンバン、バンバン、三味線が売れる!



あまりにも売れすぎて、三味線を作るため猫の皮が足らなくなってきた。


おっとお前さん、シってたかい?


三味線ってーのは、死んだ猫の皮を剥いで作ってるんだ。



その猫の皮が足りなくなってきたもんだから、


お江戸では猫狩りが横行しだした



猫一匹、3両で買いますって三味線屋のイモサクが言うもんだから、


猫という猫が、お江戸から消えちまった。




さぁ、こっからが大変だい!




天敵の猫が居なくなったのを良いことに、


ネズミーマウスが大量に発生し出したんだよ!



増えだしたミッキーたちは、色んなものをカジリだした。



ガジガジ、ガジガジ、カジリだした。




すると酒屋の店先では、


長太郎が、ピーピーピーピー


女将が三味線で、ベンベンベンベン♪


ミッキーが前歯で、ガジガジガジガジ♪




これはこれで、一つの壮大な交響曲に仕上がったが、


そんなことは言ってられない!




なんせミッキーは、お江戸中の風呂桶を、かじり尽くした!



さぁ、どうだい!てやんでべらぼうめ!




全ての江戸っ子が、壊れちまった風呂桶をもう一度買おうってんだから、



桶屋はウハウハのボロ儲け




ベベンベン♪



風が吹いたら、桶屋が儲かる、ってね。



おあとがよろしいようで、ベベンベン♪」







小さなが重なりに重なって、こっている。


縁起』。




そこをよくよく見つめると、どう考えても、


「わたし」という現象も、起こっているっぽい。



私が意志を持って何かをしているんじゃなくて、


私に、意志を持たせる無数のが、わたしをこしている。




お便りありがとね。


ただ、みつろう的には、


塞翁が馬の方がオススメでやんす。




なぜなら、桶屋は、論理的に追えるから。




風が吹いて、どうたらして、こうたらして、


ああなって、こうなって、桶屋が儲かった!って。





結果から、原因が追えるから。





やっぱりそこにはエゴが関与しちゃう。


「ホラね」ってエゴが言っちゃう。


「理論で説明できるでしょ」って。




一方、塞翁が馬は、追わない。



「どうしてこの一件が、幸福に繋がっていないなどと言い切れるだろうか。」


って言うだけであって、



逃げ出した馬がどうなってああなって、こうなって、そうなって・・・、


って、追わない。




文字通り逃げ出した馬を追わない



そこがポイント。





きっと、良い方向に行くさ!


結論だけを決める。







すると、この途中のストーリーは、宇宙が決めてくれる。




だから、桶屋の話しは、


「縁の積み重なりの壮大さッてすごいんだなー」って気付けるだけで良い。




「一見、関連がなさそうでも、全ては繋がっているんだなー」って。


「あぁ、全ては私なんだ」って。





あとは、こんなに壮大なんだから、具体的手法に「わたし」は関与せず、


わたしは、結果だけを決めようって思ってほしい。





塞翁のように。




まぁ、とにかく、お便りありがと。







↓西洋では、「バタフライ効果」って言うヤツ。


東洋の落語の方が、お洒落だね。


言いたいことは、西洋も東洋も同じ。


『一見、関連が無さそうなものでも、全ては繋がっている。』




そうね、やっぱ、この部分は大事かもね。




相互作用のこの宇宙では、全ては繋がっている。


全てから独立できる物質は存在し得ない。(物理的に証明済み)



だからこそ、


あなたの不幸を、幸福に繋げてね。


あなたの幸福を、さらなる幸福に繋げてね。



↓今日は下の二つのボタンを押す際、


「アレルギー性鼻炎で、ミッキー音頭・・・、この複雑さ…、


どうやらわたしは、生かされてるっぽい」


って言いながら↓ポチ↓ポチ↓押してね。



実際の人生は、桶屋よりも複雑に多方面から影響を受けています。





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