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あなたは、「私」が歩いたと言う。
でも、足が無ければ、歩かなかっただろう。
重力が無ければ、浮いていただろうし、
目的地に誰かがいなければ、行かなかっただろう。
目的地やここ、という相対性のスペースが用意されてなければ、歩かなかっただろう。
「歩く」は起きているはずである。
膨大な数の事象が重なって、
あなたは「歩かされて」いるはずである。
シシジュウロク博士
「山田君。ついに出来たよ。
人間の、脳と、まったく同じ働きをするロボット!
ニューロンの数も一緒、電子が伝わる神経物質も一緒!!
すなわーち、もう、これは人間と同じ考えをするのであーる。
不思議な実験を、見せてあげよう。
山田君、君、いま、欲しいものはあるかね?」
山田
「えーっと・・・、
レゴブロックが欲しいです。
レゴで、スカイツリーを創ってるんですが、足りなくて。」
シシジュウロク博士
「山田君、
君がこれまで人生で経験してきたこと、全てを、
このロボットにインプットすると、
まったく同じ答えになるのだよ!!同じ願望に!!
良いか、
小一のころ、手先が器用だねと褒められた記憶を設定して、
小三のころ、おもちゃ屋でレゴを一番手前の棚に配置して、見せて、
中一のころ、東京タワーはでかいんだぞと見せる修学旅行に連れて行き、
高三のころ、スカイツリーの建設が始まるニュースを読ませて・・・、
大一のころ、「一芸に秀でてる人が好き」と上戸彩に雑誌で言わせて、
×インプット・・・×10,000・・・
出来た!!
いま、このロボットは、山田君と、まーったく同じ設定を全て経験させた。
じゃあ、聞いてみようか。
ロボット、いま一番欲しいものは?」
ロボット
「レゴブロックが欲しいです。」
山田
「いかさまだー!!
そんなわけはない。
僕の話しを聞いて、真似しただけだ!
僕は、自分の意思で、レゴブロックが欲しいと思っている。
経験が僕に願望を抱かせたわけじゃないはずだ!
俺は、生きている!!」
シシジュウロク博士
「別に、だれも、『おまえはすでに死んでいる』なんて言ってないじゃないか。
私が、北斗の券のケンシロウに見えるかい?
いかさまじゃないんだよ。
『君』という反応は、これまでの経験則の集大成が起こしているだけだ。
同じ状況を作れば、同じ願望が出力される。
よし、じゃあ、証拠に、まったく同じ経験を持っているこのロボットが、
明日、何を欲しがるか、君と、同時に発表してみよう。」
(翌日)
シシジュウロク博士
「二人に聞きます。
今、何が欲しいですか?
せーの・・・。」
山田&ロボット
「杉ちゃんのジーンズ」
シシジュウロク博士
「ほら、な。
良いか、山田君。
当然のことじゃないか。
まったく同じインプットをしとるんじゃから、
まったく同じ答えになるにキマッとる。
どうしてあなたが「その願望」を抱いたのか。
それは、宇宙が、そう仕向けたからである。
全ては、ただ、起こっておる。
さぁ、成果を学会に発表しに行こう。
学会の場でも、二人同時に、せーので願望を聞くぞ♪」
莫大な数の、小さな小さな「縁」が、
つもりつもって、「起こって」いる。
これを、仏教では、「縁起」といいます(多分ね。間違ってても指摘しないで。)。
縁が起こっているだけなんです。
この宇宙に存在する全ては、相互作用なんだから。
物理学で証明されてるんだから。
誰にも、なんの影響も与えずに、単独で起こる力なんて存在しないって。
ということは、あなたの思考は全てのものから影響を受けていることになる。
全ての宇宙の働きや存在は、
あなたに今日、「杉ちゃんのジーンズが欲しい」って言わせるためだけ存在したことになる。
(⇒長くなったので、明日は、もう一歩踏み込んで話してみましょう⇒)
↓シシジュウロク博士は、実在の人物です。
小さな子供をお持ちのお母さんなら、知ってるかもね。
↓今日は下のボタンを二つ押す際、
「私に、3億円欲しいと言わせるためだけに、宇宙の全ては存在した。
縁を起こすのみ、言うのみ。」ポチ↓ポチ