昨日「ら抜き言葉の『今』」という記事をアップしましたが、今日はその使い方、見抜き方についてです![]()
本題に入る前に改めて、ら抜き言葉とは……(『大辞林』より)
らぬきことば【ら抜き言葉】
「見れる」「起きれる」「寝れる」「食べれる」「来(こ)れる」など、「~れる」の形で可能の意味を表す下一段活用の動詞をいう。
「見られる(ミルの未然形ミ+助動詞ラレル)」
「起きられる(オキルの未然形オキ+助動詞ラレル)」
「寝られる(ネルの未然形ネ+助動詞ラレル)」
「食べられる(タベルの未然形タベ+助動詞ラレル)」
「来(こ)られる(クルの未然形コ+助動詞ラレル)」
などのように、「~られる」の形が本来の正しい言い方。
…
…
学生時代は何段活用とかやりましたが、今いわれても、わかりづらいですよね![]()
まあ、簡単に言ってしまうと、
可能を表す時に使う言葉。
なおかつ、語尾が「られる」になるはずを「れる」にしている言葉、ということ。
ただね~~、ややこしいことに、可能を表していても、「ら」抜きが正解な言葉もあるんです![]()
たとえば……
「英語が喋れるんだね」
「そんなこともやれるんだ!」
「あなたも変われるよ」
「お待たせ、もう帰れるよ」
これらは、ら抜き言葉ではありません![]()
え~~、じゃあ、なにが「ら抜き言葉」で、どれが「ら抜きで正解な言葉」なのよ?![]()
と、書いていて自分にツッコミ。
……たしかに、ちょっと混乱しますよね![]()
そんな時は、こんな風に簡単にチェックできます![]()
(「『ら抜き言葉』の見分け方・防ぎ方・使い分け…」より抜粋)
誰かを誘う時、その言葉に
「よう」が付く=「られる」(「ら」が必要)
「ろう」が付く=「れる」(「ら」なしでOK)
実際には、こんな感じになります。
見る→見よう⇒「見られる」
食べる→食べよう⇒「食べられる」
起きる→起きよう⇒「起きられる」
寝る→寝よう⇒「寝られる」
来る→来よう⇒「来(こ)られる」
出かける→出かけよう⇒「出かけられる」
一方、
喋る→喋ろう⇒「喋れる」
やる→やろう⇒「やれる」
変わる→変わろう⇒「変われる」
帰る→帰ろう⇒「帰れる」
誘う時「よう」なら「られる」![]()
もう、これだけ覚えておけば、よいかもしれませんね![]()
ただ、あまりこういうことに縛られ過ぎて、文章を書くのはやっぱり難しい、面倒だなって思ってしまうくらいなら、一度全部忘れてください![]()
というのが、私の本音です。
書くことは、みんなが自由にできることだから。
ら抜き言葉にまつわる雑学的な感じで、捉えていただけたら嬉しいです![]()
【補足】
今回は方言については触れませんでしたが、読者さんからコメントをいただきまして、少しだけ補足させていただきます![]()
「ら」抜き言葉、私も使っちゃいます~(^^;)
あと、方言(鹿児島弁)とも少し関係するかも?
短縮系になることが多いので…。
そうなのです。方言などの場合は、短縮などあったりして、一概に、「これは『ら抜き言葉』だ」と言えない場合もあるんですよね。
そして、そこに味わい深さがあったりもするから…![]()
でも、「言葉は生きてる」ってフレーズに
なんかジーンときました(*ˊᵕˋ*)
そこに想いがのるんですね♡
本当に、そうなんです![]()
方言でブログが書かれていたりすると、それだけで私なんかは気持ちがホコッとしたりします。
その人自身が、言葉から伝わる感じがして。
文法とかいろいろあるけれど、文章で一番大事なのは、「その人自身が相手に伝わる」ということだから![]()
ノーファンデ♡引き算美容家 かな子さん、貴重なご意見、ありがとうございました![]()
