こんにちは、北見のリサイクルショップミツコシです。
今回の素材はヤマハアンプA-750です。
1983年製 73,800円 100w+100w 11.2kg
この個体も常連M君から分けていただいたものです。
M君いつもありがとうね。
もう一台あるし。
この個体は大変綺麗な外観です。
簡易チェックでは特に問題ありませんでした。
でもメインボリュームのツマミの受けが折れてまして。
中身はこんな感じです。
ホコリも少なく、保存状態がかなり良かったのでは。
ボリュームツマミは破片もあるので、一応接着してみます。
まずは簡単に瞬間接着剤で接着しちゃいます。
でもこのままではオリジナル並みの強度にはなりません。
見えない部分ですし、タミヤのプラ棒とゼリー瞬間でとにかく固めちゃいます。
外観はともかく、これで十分使用に耐えうる強度になったかと。
ここまでやって気が付きました。
黒メッキの色がずいぶん褪せてます〜。
右側がパーツ取り、左側が今回補強したものなんです。
使用に問題は無さそうですが、せっかくパーツ取りがあるので黒々としたそちらを使う事にしました。
色褪せボリュームもいずれ活躍するかもしれないので、パーツ取りに取り付けて取っておく事にしました。
余計な手間でしたが、良い実験になりました⁈…と思っておく事にします。
いつものコンデンサーの固定剤は…
やはり抵抗などに広がってますね。
ここは一度コンデンサーを外して、丁寧に固定剤を除去しておきます。
あ、電源スイッチのカバーも欠品でした。
前回予備に使っておいた自作カバーが活躍します。
この為だけに艶消し黒のエアブラシも出動です。
トーン回路のコンデンサー交換は必須項目なので、前面パネルと前面シャーシを外して交換します。
ケーブルを繋いだままの作業になるので、注意が必要です。
そうこうしているうちに塗料も乾き、電源ボタンが完成しました。
個人的には満足な出来です。
パワーの印刷はありませんが、このままで不便は感じない…ですよね。
で、パーツをクリーニングしながら組み立てていきます。
前面パネルもホント綺麗で、中性洗剤と柔らかなブラシでサッと仕上げました。
この個体、裏板も綺麗でして。
大抵は左右に手垢からのサビとかあるのですが、ほぼありません。
あ、メイン基板の青いコンデンサーも全て交換してまよ。
で、完成です〜。例によって正面システムでランニングテストをしておきます。
あまりに状態が良いので価格に反映させようと思いましたが、今回はすでにお客様に価格を含めお話ししてるので…
当店予定価格は、いつもと同じ14,300円です。