こんにちは、北見のリサイクルショップミツコシです。
今回の素材はパイオニアレコードプレーヤーPL-1200Aです。
普通のダイレクトドライブ、マニュアルプレーヤーです。
早速電源を入れて動作チェックです。
う〜ん、音が悪い。
一聴して音が悪い。
機能的には回転切り替え時に回転が合わなくなる、アーム支点のガタが気になる、アースを繋いでもブーンとノイズが出てるって感じです。
これらの症状に対処していけば、多分音質も普通になるかと。
先ずは回転の不調から。
原因はこの赤いスイッチの接触不良ってのがほとんどでして。
けっこう面倒な作業ですが、バラしてクリーニングします。
アースは特に問題は発見出来ませんでした。
多分アームとヘッドシェルの間に問題があったのかもしれません。
一度整備が終わってから再度チェックしたいと思います。
この型番のアームはバラした事はありませんが、妙にシンプルです。
細い配線4箇所のハンダを外し、ネジ2本で外れちゃいます。
リフターにシリコンオイルを追加して、ゆっくり動くようにしておきます。
今回は京商の500,000番を使用しました。
少々固いかも…。
アームの水平方向のガタは軸の中身に問題がありそうなので、更にバラしてみました。
こんな仕組みでした。
別に内部にキズ等があるわけではないですし、簡単にクリーニングして組み直しました。
一番右側の真鍮のネジ式リングを少しだけ締め気味に組んでみました。
こんな感じでアームを立てて調整しました。
ちょっと締め過ぎるとアンチスケートをかけても動かなくなりますし、微妙な調整が必要でした。
そこそこガタは少なくなったと思いますが、完全には取りきれませんでした。
で、倉庫に行って他の1200のアームを触ってみたところ、やっぱり多少のガタはありましたので多少安心しました⁉︎
本体クリーニング、ダストカバー磨きをして、完成しました〜。
ピカピカ感は出てるかと思います。
カートリッジもきっちり固定するように意識して取り付けましたら、ブーンノイズも無くなりました。
針先もクリーニングしました。
肝心な音質ですが、すっかり普通になったかと⁉︎
カートリッジは標準の330初期型つきで、当店価格6,600円です。
※当店では商品の発送は承っておりません。
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