池袋西口・ロマンス通り、レトロビル好きにはたまらないロサ会館🌹
ピンクの外壁が印象的な建物は1968年開業、ちなみに昔はこんなかんじだったそうです。
(ロサ会館ツイッターより。内容と関係ないけど、カッコいいので載せちゃう!)
アイコンを変えてみました!こちらはら昭和43年開業当初のパンフレットより拝借🌹フォントが素敵ー #ロサ会館 pic.twitter.com/DhRayPqGoL
— ロサ会館 (@rosakaikan) June 26, 2019
そんな素敵なロサ会館の地下にあるライブハウス「LIVE INN ROSA」は今年で20周年。
節目の年のお祝い企画『超電子COMPLEX 09』にて、今年で活動休止する【その名はスペィド】がライブをおこなうということで、遊びに行ってきましたよ。
最前列にすすむと、ステージとフロアの間に感染予防対策のビニールの幕。
これだけシッカリと覆っていれば、飛沫対策はバッチリね。
荘厳なゴシックサウンドの中、りおん&るんるん、天冠(オバケが頭につけてる三角の布ね)をつけたメイド姿のダンサーが登場。
表情ひとつ変えぬクールさと裏腹にダイナミックな動き、バレリーナのように華麗なステップで、しなやかに踊りまわる。
ふたりの洗練された身体能力の高さを存分に堪能したところで、白黒のコルセットを身につけた ありすがフワフワの髪をそよがせながら登場、まるで金子國義の絵が動いているみたいな世界。
メイド服はスペィドが誕生した16年前からダンサーの定番衣装でして、日々アップデートしながらもザ・スペィドな歴史を感じさせる、ダークでデカダンなムードに包まれたオープニングにうっとりしました。
「こんばんは、その名はスペィドよ」
エレクトリックなビートに合わせ、拳を宇宙へと力強く振りあげる「End of the World」。
ビニールシールドの向こう側の彼女たちは、透明なシェルターの中で飛び跳ねているようにみえて、いつもに増してスペイシー。
今宵はオールスタンディング、ソーシャルディスタンスに気をつけて、お客さんも一緒にダンスしますよ!
ステージとフロア、双方の小宇宙が爆発し融合していく感覚、そう、演者と観客の熱が絡みあって生まれるグルーヴこそがスペィドショウの醍醐味なんだよなぁ。
やっぱりライブ楽しいね。生きてるってかんじだね。
曲の途中でピタッと音がやみ、間髪入れずに始まる「学園天国」。
イントロのコール&レスポンスからテンション上がりっぱなし!
「私が焼きそばパンなんて食べるとでも?」
ステージギリギリまで前に身を乗りだし、シールドつつきながらの ありすちゃんのツンデレ台詞、障壁がある方が案外グッときちゃうってチラリズムみたいなやつ?いやなんか違う?
三者三様のコミカルな動きも見逃せないので、ものすごい目の運動になるね(笑)
ここからはゲストのあさちるさん登場で「TO:KYO:TO」。
和風なヒップホップだけど、アメリカのジャパンタウンで流れていそうなポップなフェイク感がクセになるね。
ありすちゃんと あさちるさん、甘く舌足らずな歌声が姉妹みたいに似ていて、シンクロするボーカルが心地よい。
(こちらはPV)
歌が終わっても一向に帰る気配を見せない あさちるさん。
実は果たし状があります!と胸元から出した小さな紙片は、ありすちゃんへのお手紙。
泣きながら一生懸命手紙を読むあさちるさん、ありすちゃんを大切な親友だと思う気持ちがひしひしと伝わってきて、もらい泣きしちゃったよ。
(ありすちゃんツイッターより、手紙を読む あさちるさん)
そしてコラボしたあとにちるちゃんからサプライズお手紙💌本当にびっくりしたのと、可愛い内容にうるうるになりました🥺✨
— ATG(ありすとじぜる)@その名はスペィド (@ATG_SPD) November 17, 2020
ありがとう!ちるちる大好きだよ❤️ pic.twitter.com/HqHgmw6Vqm
感動冷めやらぬ中の撮影タイム。
眼前に下がるビニールがちと気になるのも、来年にはいい思い出になってるといいな。
まるでショーウィンドウの中のお人形みたいね。
ありす(Icon、Vocal)
りおん(Dancer・左)
るんるん(Dancer・右)
SLF!!(DJ)
スペィドショウ後半は、しっとりと「mask 2 mask」から。
マスクとビニールシールドの向こうの ありすちゃん、私たちを隔てるふたつの壁を優しく振動させるライム。
永遠にこの時が続けばいいのに……って浸っていたら、もうあと残り2曲。早い😢
最後はもちろんアゲていきますよ、まずは「NEW DISCO INFERNO」。
レイト70'sのときめきが詰まったディスコソングが、素材の味を損なわず"フィーバー"から"ふぃーばー"へ。
AKBの「恋するフォーチュンクッキー」が記憶に残るヒットになったのも、こういう事だと思う、ただディスコ風なだけじゃ、こんなにワクワクしないのよ。
今年の初め、この曲のPVにエキストラ参加したのが遠い昔のようだなぁ。
ラストは「Sweetholic」。
チアガールみたいにポンポンを振って、キャッキャとセンターを奪いあうスペィドちゃん達の無邪気な姿に、もうすぐ来るしばしのお別れの淋しさも忘れて笑顔になる。
私にとってはこれが、休止前最後のフルメンバーでの生ライブ。
でもいつもどおり。
それでいいし、それがいいよね。
名残惜しくもステージが終了……でも客電つかない! おお、これはいけるぞ!!
という事でアンコールは、あさちるさんも一緒に「アレタベタイナ」。
ありすちゃんの「もっともっと!」の声に煽られて、お客さんのジャンプもどんどん高くなっていくよ。
終演とか休止とかどーでもイイ!
鼻血が出たってヘーキだもん!
(SLF!!さんツイッターより、みんなでチョコちょーだい!)
この日二度目のアレタベタイナ
— SLF!!@その名はスペィド💀 (@SLF_SPD) November 25, 2020
TO:KYO:TOを一緒に歌ってくれたゲストのあさちるも一緒にチョコチョーダイ♪
超電子COMPLEX@池袋ロサ#スペィド#あさちる #チョデコン @cd_complex @asachill065 pic.twitter.com/Kb1E0roISu
ライブの後は、物販ブースでお喋りしたり、写真撮ってもらったり。
近年は忙しくてなかなか足を運べなかったけど、スペィドも口兄の皆さんもいつも温かく迎えてくれて、本当に居心地のよい現場なのよね。
しばらくみんなと会えないの、さびしいな。
その名はスペィド休止前のライブは、配信入れてあと3本。
詳しくは公式サイトでチェックしてみてね。





