こんにちは。満川眼科医院、中の人です。

 
 
今回のテーマは、緑内障です。
 
 
緑内障は視神経の病気であり、網膜の病気でもあり、前眼部の病気でもあります。また、様々な要因から起こり、ポプュラーであるが放置を続けると恐ろしい病気です。
 

 
多くの人が書いている項目ですから、ググるだけでも沢山の知識が得られるでしょう。
ここでは中の人が考える、いくつかの緑内障の基本的な性質と付き合い方などを話していきます。
 
 
 
今回は概略についてです。
 
 
 
気になるのは緑内障になるとどうなるか、でしょうが、、、
なりたてであれば、正常者と比べてなーんにも変わりはありません口笛
視力が落ちることもないですし、見え方が変わることもないでしょう。
 
 
そもそも緑内障とは、「視野が欠ける病気です」と書かれているのを見ると思いますが、突然見えない場所が現れるわけではありません
 
 
 
動物であれば誰でも寿命があり、体の一部である目にも寿命のようなものがあります。
緑内障は網膜の中の神経線維層、及び内層の障害がおこり見える範囲が減ってくる病気です。障害という言葉を使うとイメージが沸かないかもしれませんが、具体的には網膜の層が薄くなっていきます。また神経線維は再生しません
これがいわゆる目の寿命のようで、必ず徐々に薄くなっていきますが、病的でなければ見えは維持できます
 
 
 
 
 
進行してからは症状が出てきます。
人によって異なりますが、視野が欠けてきたり、鮮明さが減ってきたり、光に虹がかって見えたり、、、症状は様々あります。
一番大事なことですが、緑内障は緩徐に(ゆっくり)進む病気ですから長い目で見ていかないといけません。
 
 
 
 
 
ただし!
急性緑内障発作は急激な変化が起こるので注意
主に頭痛眼痛吐き気霧視が一気に襲いかかります。治療も緊急を要しますのですぐに眼科にかかって下さい。
 
視野が欠ける緑内障の患者さんは、霧の中にいるみたい、と表現することが多いです。
視野が欠けるイメージって真っ黒く見えるのかと思っていましたが、障害の受け方によって変わるんですね。
 
 
 
では次に、神経線維は何によって障害されるのか
これは有名な話ですが、眼圧によってコントロールされます。
 
眼圧は眼球の張りの強さです。
風船に水を入れていくと段々大きくなって入れるとどんどんゴムの線維が伸びて薄くなっていきます。目でも似たようなことが起きています。
 
 
眼球を覆う白目(強膜)は硬いので眼球は破裂しませんが、デリケートな神経は、その圧により引き伸ばされ続けると、やがて失われていってしまいます
 
 
 
いくつも障害をうける部位はありますが、主に視神経乳頭周囲の神経繊維層の障害が影響大です。
 
 
神経の障害の進行は主に右差し OCT にて構造的な異常を、視野検査にて機能的な異常を判断をすることができます。
 
 
そしてこのままでは問題となる(生涯で失明の可能性が出てくる)と判断された場合、この強い張りの原因を何とかしなくてはならないので、治療が開始されるわけです
 
 
 
長いので治療偏は次回以降に続きます。
 
 
 

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