さてさて、2011年10月。14日間だけのための£400程の出費ストレスにも負けず、2012年1月までのビザを手にしたものの、まだまだほっと一息までにはほど遠い、わたしの英国ビザ事情。

Student visa の次は、PSW (Post Study Work) ビザです。

このビザは【ある一定の学業(大学以上)をイギリスで修了した学生にのみ発行される、卒業後最長2年間イギリスで雇用主のビザサポートなしで就労可能なビザ】。つまり、平たく言うと、会社経由で申請発行されたワークパーミットなしでも2年間はこの国でフルタイムで働いていいですよ、というビザで、留学生にはとても魅力的なビザでした。どの国でも事情は似たり寄ったりだと思うのだけど、会社がビザを申請、そのお金と手間をかけてまで外国人を雇いたいか?この厳しいマーケットでは、本当にトップクラスの教育機関で、トップクラスの成績を納めて、学生時代にも市場価値のある経験を積んできたのなら別として、実際のところ、そんなチャンスを手にするのはかなり、少数だと思う。様々な種類のビザと同様に、就労ビザの発行数も、就労ビザを出せる会社の数も減らされてきています。
そんな中、会社のサポートがなくても働けるこのビザはやっぱり価値がある物だったと思う。ただ、2011年4月の申請をもって、このビザはクローズになり、今後留学予定の外国人は、雇用会社からのビザなくしてはこの国では働けなくなりました。どんどん厳しくなってますね。本当に。。。。

(ありがたいことに、わたしはぎりぎり間に合ったので今ここでこうしてビザ手続きの文句なんて書いていられるのだけど。教育を売り物にしてきたこの国が、留学生がもたらす外貨なくしてどうやって経済を保っていけるのかは疑問なのだけど、それ以上に移民問題が大きいから減らせるところから減らしていかないとだめなのかな。どちらかというと、EU移民の問題の方が大きいと思うのだけど)

と、まあ愚痴はこのくらいで。

前回の悪夢&個人的なタイトスケジュールで今回はLiverpool Home officeにて、申請しました。お値段、なんと£918。当時のレートで11万円(プラスLiverpool までの往復電車賃、リバプール中心部からホームオフィスまでのタクシー代)諸々で多分全部で12-3万くらい。(高い!!)

さすがにこれだけの値段を払うだけあって、イギリスにしては(失礼)ものすごくスムースに進むのだけど、とにかく高い。高過ぎです。10万円以上のビザって。
ビザの申請の度に、この国にビザを持って滞在している人って本当にお金に余裕があるんだな、と心から思う。なんていうか、いろいろ納得いかない事は多いのだけど思う事はあるのだけど。。

長くなってしまったので、次回に続く。。