一人の有能な秘書がいれば、3〜5名分の業務をこなせるもの | 国際秘書 人材育成コンサルタント 能町光香 オフィシャルブログ

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18万人以上の方々に読まれている『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』著者が綴るメッセージ

パートナーコンサルタントの渡辺です。

関東は午後から雪との予報ですが、いま現在滞在しています京都は
雨模様の一日です。さて昨夜は、京都大学で開催された「分野横断
融合交流会」に参加させていただきました。

この交流会には、京都大学で研究をされている先生、また京都大学
と関係をもたれている企業の方が参加されているイノベーションハ
ブのような場として成立されたそうです。日本初の試みとして、世
界のトレンド最前線を伝える情報雑誌『WIRED』にも掲載された取
り組みです。実は、このハブは私の友人が仕掛けた交流の場でして、
私も応援させてもらっています。その友人は今現在、京都大学総長
室補佐/准教授として、京大の基礎研究をプロデュースする研究セ
ンターを立ち上げ、フロントマンとして活動をしています。著書も
3冊書いている方です。

毎回異なる分野(理系/文系)の方が集まり、研究プレゼンがあり
ます。それを聞いたり、集まった方々の「最近の研究」をお聞きし
て、商品サービス化するシーズを探していくのが面白いです。
 
 ※ニーズ探しではなくシーズ探しですから、商品化するためには、
  プロジェクトをさらに立ち上げる必要があります。

今回は2回目の参加でしたが、そこでご質問をいただいたのが「研
究所でアシスタントを5名雇っているのですが、実際に、これだけ
の人件費は必要なのですか?」という内容でした。

ちなみに、このご質問の方は大学の資金調達を専門とされたスタッ
フの方でした。

なぜそのようなご質問になったのか経緯をお聞きしますと「働き方
を見ていると、ほんとうに優秀なアシスタント1名でも回るような
動き方をしているんですよ」ということ。秘書業界の底上げを願っ
ている私たちからしたら耳が痛いご質問でした。

おそらく「秘書」は、業務成果が「見える化」できにくいため外部
の方からすると、こういった見解をもたれてしまうのもわかります
(弊社の見解としては、秘書業務の成果の「見える化」は可能です
というコメントをさせていただきます)。

私たちが本当に目指しているのは「秘書の最適化」です。エグゼク
ティブたちの目標/ミッションにあった秘書のベストマッチングは
できていないように思います。エグゼクティブたちの生産性を上げ
企業の収益性をあげていくためのサポートスタッフの養成です。た
だ現実に、本当に有能な秘書1名がいれば「3~5名分の人件費の
削減はできる」というのが真実です。そういった高度なスキルをも
った秘書には、どんどん最高の環境を用意することをしたほうが、
チームとしての生産性は上がるものです。

弊社にも、ヘッドハンティング企業から「御社が養成した秘書を、
ぜひご紹介いただきたい」というご要望もいただいています。研究
機関でも、そういったニーズがあるとしたなら、今後、弊社で審査
した一定以上のスキルと実績がある方へは、企業や大学機関などに
も人材ご紹介していくことも積極的に考えて行きたいな、と思った
次第です。

一流秘書養成スクールを卒業された皆さんの活躍の場をぜひ用意で
きていけたら、とも考えています。

昨夜は、将来のいろんな構想の素を発見する時間でした。