私は肉食を控えており、動物性タンパク質の摂取は、魚と卵、乳製品からに原則、限っている (最近では、魚もほとんど食べていない) 。
最終的には、ベジタリアンを経て、ヴィーガンに至ろうと考えているのだが、以前から懸念していることが一つあった。
それは、コレステロールを摂らなさ過ぎると、出血性脳卒中のリスクが高まるということだった。体内のコレステロール値があまりに低くなると、血管壁や細胞膜が脆くなり、かえって脳出血やクモ膜下出血が起こりやすくなるらしいのだ。
また同様に、飽和脂肪酸を摂らなさ過ぎても、出血性脳卒中のリスクが上がるらしい。飽和脂肪酸を摂取しなければ、体内でのコレステロールの合成や吸収が促されないからだろう。
私は運動をしているので (ジョギングを週二、三回、一時間程度) 、ヴィーガニズムの生活を送っていると、脳卒中のリスクはより高まってしまうはずだ。
それで、そのことについて、本格的に調べてみた。
具体的には、英BMJ誌に掲載されたタミー・トン氏 (オックスフォード大学の栄養疫学者) らの研究チームの論文を読んでみた。私には、オックスフォード大の英語の論文を通しで読む自信がないので、ChatGPTに全て和訳してもらった。
対象者たちは、虚血性心疾患・脳卒中にかかったことのない約五万人で、三種類に分けられた。すなわち、肉食者 (肉を食べる人。魚・乳製品・卵を摂るかどうかは問わず) と、魚食者 (魚を食べるが、肉は食べない人) 、菜食者 (ヴィーガンを含むベジタリアン) にだ。
結果は、虚血性心疾患 (心筋梗塞・狭心症等) のリスクでは、魚食者は肉食者に比べ、13%低くなった。菜食者は肉食者に比べ、22%低下した。
他方、脳卒中 (虚血性脳卒中・出血性脳卒中) のリスクでは、菜食者は肉食者に比べ、20%増えた。出血性脳卒中 (脳出血・クモ膜下出血等) では、48%増加した。魚食者は肉食者と比べて、脳卒中・出血性脳卒中のリスクに変わりがなかった。
本論文には、「ベジタリアンは肉食者よりも、総コレステロール値が低かった」と記載されていた。
私はこちらの論文を読み、個人的に、ヴィーガニズムの生活を送るのは、避けたほうがいいかもしれないなと思った。当論文にもある通り、ヴィーガンを含むベジタリアンは脳卒中のリスクが高まるからだ。
仮にヴィーガニズムの生活を送るのであれば、激しい運動は控えなくてはならなくなるのかもしれない。ヴィーガニズムの生活を採るか、激しい運動を採るかの二者択一になってくるのだろう。
しかし、ヴィーガンでありながら、プロのアスリートという方々も世の中にはいる。彼らはこの問題に対して、どのように向き合っているのだろうか? (栄養学に関しても、私のようなアマチュアよりも通暁されているはずだ) 。是非、そのことについて話を伺ってみたい。