飲食店などのお店に行きますと、従業員の態度は店によりまちまちです。店員を呼んでもお客さまを無視して話に夢中になっていたり、お冷をたのんでも無愛想にコップをゴツンと置いていく店があるかと思えば、満面の笑みで丁寧に接客する非常に感じの良い店もあります。


 どうしてお店によってこんなにも違うのでしょう? 従業員一人一人の問題とも考えられますが、大きな視点でこの問題を捉えれば、明らかにこのことを放置している経営者自身の考え方に問題があるのです。


 お店をひとつの創造物と考えた時、この創造物をいかに形作るかは、この店を創造するキーパーソンの考え方によるところ大なのです。すなわち思想・ 哲学といったものがしっかりとしており、それが枝葉まで徹底していなければ、その創造物の質もそれなりのものとなるわけです。ゲーム創りもまたしかり。す なわち、「創り手の考え方が根本から変わらない限り、創るゲームも根本から変わってはこない」ということなのです。前述の飲食店の話はその好例でしょう。


 あなたなりの考えでよいのです。どれだけ物事を深く考え、どこまで本質に迫った物の見方をし、どれだけ徹底した考えのもと、作品をデザインするか が、ゲーム創りでは発想以前に非常に重要な鍵となってくるのです。見方を変えれば、そうしたあなたなりの思想・哲学をいかにして育むかが、ゲームデザイン 教育の基礎の基礎とも言えるのですね。


おいでよ どうぶつの森

大ヒットしたこのゲームにも遊びに対する作者の深い思想・哲学が見て取れる