旅人の中には、才能豊かな人が多い。
楽器演奏、絵画、写真、木工・・・どれもぼくが真似しても追いつけないものばかりだ。
以前、屋久島で出会った川村くんは時間があると、宿の片隅でひたすら絵を描いていた。たったボールペン1本で緻密で繊細な屋久島の動植物を描き出してしまう。その出来栄えは素晴らしく、一枚譲ってくれないかと頼んだことがあった。しかし、かたくなに断られてしまった。
その彼と屋久島で再会した。ぼくが島を出た後も彼は島に残り、7年も住み着いているという。今では1軒屋を借り、日々、鹿の調査をしている。
「やっと絵を世に出すことができた」
そう嬉しそうに話していた彼が描いた絵と文章が載っている雑誌です。
雑誌「屋久島ヒトメクリ」URL
