小さな木 うっすらとした雨の日。 紅葉は霞んでいる。 それでも、黄色の銀杏木は自己主張している。 モノトーンの世界でも黄色だけが浮いているように見えるのだ。 もっと近くで眺めてみようと草むらに分け入った。 赤い葉っぱが見える。 はじめは散ってしまった落ち葉と思ったが、よく見たら小さな立派な木じゃないか。 堂々とした葉っぱが赤くなっている。 しばらく見とれてしまった。