ひさしぶりに芝桜の丘がある羊山公園に寄ってみた。当然ながら芝桜は春だから、単に秩父の町が盆地とわかる広々とした風景を見たかっただけ。町は見渡せるほどすっきりしていても遠くの山並みが霞んでいて情緒豊か。なんとなくいい雰囲気なのでカメラを取り出して数枚写してみた。季節外れで歩道を整備しているおっさんが何を撮っているのかとカメラを向けていた方向を眺めていた。地元の人にはきっとごく当たり前の日常の風景にしか見えないかもしれない。高いところが気持ちが良くて落ち葉が散って丸裸の桜の木がなんとも言えず面白い形なので遠くの山並みとうまく写せないものかとファインダーを眺めていたら、初老のご夫婦がやってきた。ご主人が山並みのほうを見て「んー、いい風景だ」と言いながら近づいてきた。「おっ、デジカメじゃないか。私もカメラをやっているけれど、まだフィルムでね。いい景色だ。散歩しながら写真撮るのもいいねー」と一方的に話しかけられてしまった。
どうもバイクを乗っているときやカメラを携えているときはよく声を掛けられることが多いような気がする。
