連日、デング熱に関して報道されています。

患者の多くは、代々木公園において感染したと推定されていますが、
新宿中央公園などでも感染が疑われる症例が確認されたため、
国はデング熱対策の緊急会議を開催。

世田谷区では、駒沢オリンピック公園が調査対象となりました。
9月9日に5箇所の採集器が設置され、採集した蚊のウイルス検査を実施。
検査の結果、採集したいずれの蚊からもデングウイルスは検出されず、
陰性と確認されました。

また、世田谷公園及び羽根木公園、
並びにその周辺道路において蚊の発生を抑える対策も実施しました。

デング熱は、
東南アジアなどで感染した人が帰国してウイルスが持ち込まれる「輸入症例」が
年200件ほど報告されてきており、
国立国際医療研究センター・国際感染症センターの竹下望医師によると
「ここ数年増えており、今回のような国内感染が起きる可能性は以前から懸念されていた」
とのこと。

検疫所での水際対策も強化されていても
当然、潜伏期間中に検疫を通過する感染者もいますので、
それぞれが、蚊に刺されないような対策が重要ですね。


以下のとおり
世田谷区のHPに<蚊の防除のポイント>が掲載されています。
参考にしてください。

(http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/105/146/627/d00134498.html)


○幼虫(ボウフラ)対策

 ・不要な水たまりをなくす

 ・撤去できない水溜りは、定期的な清掃、換水、薬剤の使用等で対応する。

○成虫(蚊)対策

ご家庭で殺虫剤を使って蚊を駆除する場合は、一般薬局で販売しているスプレー式殺虫剤が有効です。ただし、殺虫剤を使った蚊の駆除は、 一時的に効果がありますが長続きしません。また、種類によっては植物に影響を及ぼす可能性もありますので、取扱説明書をよくお読みの上、使用してください。殺虫剤は補助的に使用し、基本は次のような対策によることが、持続的な防除につながります。

 ・進入を妨げる;網戸、防虫網などを設置する

 ・刺されないようにする;肌を露出しない、虫除けスプレーを使用する

 ・生息場所をなくす;やぶや雑草は定期的に刈り取る