7月13日午後

札幌市「東区まちづくりセンター」を訪問しました。

札幌市では現在、8つの地域で「まちづくりセンター」を地域自主運営しています。
その第一号が、「東区まちづくりセンター」です。

まちづくりセンターは市内に87ヵ所で、概ね中学校区に1ヵ所配置。 
(人口1万人~3万人をカバー)

運営は、
地域横断的な組織に任せる。
センターの職員も地域組織自ら募集し雇用。
人数や勤務時間も地域に委ねる。

「東区まちづくりセンター」の場合は、
町内会、商店街、PTA、地域のボランティア団体、民生委員などで、
「まちづくり協議会」を作り運営しています。
 
地域をよく知っている方々が、地域の行政にかかわっているというのは、
地域にとって とても有意義だと思います。

まちづくりセンターの役割として
住民組織のネットワーク支援、
地域課題に関する情報収集・提供、
住民主体のまちづくり活動の支援、
住民票や印鑑証明、戸籍証明の取次ぎ(翌日以降交付)などがあります。


具体的活動としては
安心安全パトロール、あいさつ運動、一人暮らしのお年寄りへの声掛け、ふれあい祭り、
要援護者支援事業など、地域をよくするための多くの活動が実施されています。

札幌市が運営すると経費は年間2000万円程度、まちづくり協議会が運営したことで
この費用は、だいたい半分になったとのこと。

87ヵ所の「まちづくりセンター」全てが、
地域自主運営化すれば年間87000万円の経費削減になりますが。。。

当事者からは、まちづくり活動を活発にしていくには、
予算がぜんぜんたりない!!との発言が。

「東区まちづくりセンター」の場合は、5人の職員で、年間約685万円の人件費。
その他札幌市の「地域交付金」で 年間2352000円、
札幌市の「元気なまちづくり支援 事業助成金」で年間121300円。

札幌市としては、平成22年度までに、
10ヶ所のまちづくりセンターを地域自主運営化に以降することを目標としていますが、
あくまでも地域の発意が前提で、市が強制するものではないとのこと。

「地域の発意」…もっともです。
主体的に運営していくのは、かなり大変ですから。


私は、世田谷区でも
コスト削減の面だけでなく、地域のつながりということからも
リタイヤした方が、お住まいの地域で 地域の行政にかかわって行くことが
とても意味あることだと思っています。

地域の絆づくりを進めていくには、やはりどこか核となる場が必要です。

行政が地域の方と連携して
まちづくりセンターがもっと地域に身近な存在となるように
変えていく必要があります。 

$三井みほこ オフィシャルブログ
秋山副区長、私 区民生活常任委員会委員長と