21日の米市場は上昇。注目ポイントは?
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21日の米市場は上昇。
前日の急落を受けた値ごろ感から買い戻しが入り、主要3指数がそろって反発しました。
ダウ平均は前日比517.80ドル高の5万3277.01ドル、0.98%上昇となりました。
週間ではダウが0.8%安、S&P500が1.4%安、ナスダックが2.1%安となり、S&P500とナスダックは3週続伸でいったん足踏みとなりました。
相場を支えたのは、前日にダウが700ドルを超えて下落した反動です。
ゴールドマン・サックスやセールスフォース、シスコ、キャタピラーなど幅広い銘柄に買いが入り、医薬品などディフェンシブ株にも資金が向かいました。景気敏感株だけが買われたわけではない点からも、強気相場への回帰というより、ポジション調整色の強い反発だったと考えられます。
一方で、債券市場の不安定さは解消されていません。
米10年債利回りは一時4.74%程度まで上昇し、30年債利回りも5.27%前後で推移しました。
19日に米財務省が長期国債のバイバック拡大を打ち出したものの、その後も金利は再び上昇しています。
背景には、インフレ懸念だけではなく、巨額の財政赤字や国債発行増加に対して投資家がより高い利回りを求めていることがあります。バイバックは国債市場の流動性改善には役立っても、米国の財政問題そのものを解決する政策ではないという認識です。
原油市場も引き続き注意が必要です。
中東情勢を巡る不透明感から原油価格は高水準を維持、原油高は「企業コスト上昇→インフレ懸念→長期金利上昇」という経路で株式市場に影響します。今の米市場では、原油と長期金利を別々に見るより、この連鎖を意識しておいた方が分かりやすいと思います。
もう一つ目立ったのがビットコインです。
一時7万9000ドル近くまで上昇し、週間では約2割上昇しました。
暗号資産に前向きな政策への期待に加え、米財政やドルへの不安から、金とビットコインへ資金を移す、いわゆる通貨価値の希薄化を意識した取引も指摘されています。実際、今週は金も大きく上昇してい
株式が上昇する一方で、金とビットコインも買われ、ドルや米国債に対する警戒が残るという、やや複雑な資金移動になっています。
個別ではテスラの上昇が目立ちました。ネバダ州当局がラスベガスを含むクラーク郡でロボタクシー事業を承認し、テスラには最大5000台の運行枠が認められました。また、大型EVトラック「Semi」の欧州市場展開も材料視されています。





