14日の日経平均は反発。韓国株高を追い風に反発、キオクシアの動向も考察。
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7月14日の日経平均株価は、前日比500円77銭高の6万7743円50銭と反発しました。
TOPIXも31.49ポイント高の4038.98と反発し、市場全体では76%の銘柄が上昇、21%が下落しました。
出来高は24億22万株、売買代金は10兆7628億円と引き続き活況な商いとなりました。
朝方は前日の米国市場でエヌビディアなどAI・半導体関連株が軟調だった流れを受け、東京市場でも東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連株に売りが先行しました。
しかし、その後は韓国市場でKOSPI指数や半導体関連株が持ち直したことを受け、日本の半導体株にも買い戻しが入り、相場全体が切り返す展開となりました。
また、ここ数日大きく調整していたAI・半導体関連株への押し目買いも入りやすくなり、指数を押し上げる要因となりました。
一方で、内需株や金融株などにも買いが広がったことで、半導体だけではない幅広い銘柄に資金が向かった点も、この日の相場の特徴でした。
売買代金が10兆円を超える高水準を維持していることからも、市場参加者は引き続き積極的に売買しており、テーマ株を中心とした物色意欲は依然として強いことがうかがえます。
キオクシアホールディングスは6月22日に年初来高値となる11万2700円を付けた後、AI・半導体株全体の利益確定売りに巻き込まれ、大きく調整しています。
特に先週は韓国サムスン電子の決算後の急落、AIメモリー関連株全体への利益確定売り、米ハイテク株の調整が重なり、メモリー関連銘柄全体のセンチメントが悪化しました。
もっとも、ファンダメンタルズが急激に悪化したわけではありません。キオクシアはNAND型フラッシュメモリーで世界有数のメーカーであり、AIサーバー向けSSD需要やデータセンター投資の拡大という中長期的な追い風は続いています。決算は足元も見通しもかなり強いですが、決算後にかなり上がった状態でしたので現在の株価調整は、急騰後の過熱感を冷ます意味合いが強く、AI関連株全体で起きているバリュエーション調整の一環と見ることもできます。
今後の東京市場では、米国のAI・半導体株が再び上昇基調に戻るか、韓国のSKハイニックスやサムスン電子などメモリー大手の株価は?またNANDメモリー価格やHBM需要の動向、生成AI向けデータセンター投資が引き続き拡大するかがキオクシアをはじめとする日本の半導体関連株の方向性を左右する重要なポイントになりそうです。
足元では値動きの荒さが続いていますが、AI需要そのものが失速したわけではありません。短期的にはボラティリティの高い展開が予想される一方、中長期ではAIインフラ投資が継続する限り、メモリー関連企業の成長シナリオが大きく変わったわけではない点は意識しておきたいところです。
