5日の米市場は下落。SOX指数は10%超下落。
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5日の米市場は大幅下落。
ダウ平均は前日比695ドル15セント安の5万0866ドル78セントと反落。
特に半導体株の下げがきつく、SOX指数は10%を超える大幅安となりました。
日経平均先物も下げ幅を引けにかけて拡大し、2800円超安。
5月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比17万2000人増と、市場予想を大きく上回りました。
失業率は4.3%で前月から横ばいでしたが、3月と4月分の雇用者数も上方修正され、米労働市場が想定以上に底堅いことが確認されました。
通常であれば、雇用の強さは景気の安心材料となりますが今回の市場では、むしろ「FRBが利下げに動きにくくなる」と受け止められました。
米国では原油価格の高止まりによるインフレ再燃懸念が残っています。
そこに雇用の改善が重なったことで、FRBが当面政策金利を高い水準で維持するとの見方が強まりました。
一部では、年内の利下げどころか、状況次第では利上げの可能性も意識され始めています。
↓FedWatchで年末(12月)の金利
この見方を反映して、米長期金利は一時4.55%まで上昇しました。
金利が上がると、将来の成長期待を織り込んで買われてきたハイテク株やAI関連株には逆風→株式の相対的な割高感が意識されやすくなる→これまで大きく上昇してきた銘柄ほど売られやすい地合いとなりました。
特に目立ったのがAI・半導体関連株の下落です。AI需要の拡大期待を背景に、SOX指数は年初来で大幅に上昇していました。そこへ、AI企業アンソロピックが、AIの自律的な性能向上が進んでいることを踏まえ、社会制度や安全性の研究が追いつくために、開発を減速または一時停止できる選択肢を持つべきだとの考えを示しましたことでエヌビディア、AMD、マイクロン・テクノロジーなど半導体関連の下げが目立ち、ナスダック全体の重しとなりました。
さらに、来週にはスペースXの新規株式公開、IPOを控えていることも市場の需給面で意識されました。
スペースXのIPOは過去最大規模になる可能性があるとみられており、投資家がその購入資金を確保するため、すでに大きく上昇していたAI関連銘柄を売ったとの見方もあります。
大型IPOは市場の注目を集める一方で、短期的には既存銘柄から資金を吸い上げる要因になることがあります。




