キオクシアホールディングスなど、週末の企業決算ポイントまとめ。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

キオクシアホールディングスなど、週末の企業決算ポイントまとめ。

Ciaoニコニコ


さて、先週は決算ラッシュでしたね。週末は最終盤という感じでAI・半導体、金融、HR、消費、防衛的成長株までかなり見どころの多い日でした。

注目企業をまとめたのでよろしければ参考にしてください。


キオクシアホールディングス(285A)

15日の注目決算はやはりこの企業でしたね。キオクシアは、NAND型フラッシュメモリやSSDを手掛ける半導体メモリー大手です。

スマートフォン、PC、データセンター、生成AI向けサーバーなど、データ保存に不可欠な領域を支える企業で、足元ではAIデータセンター向けSSD需要の強さが最大の追い風になっています。

2026年3月期は、売上収益が2兆3376億円、営業利益が8703億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が5544億円となり、最終利益は前期比で約2倍に拡大しました。

従来予想を上回って着地し、2期連続の過去最高益となった点は非常に強い内容です。

特に売上収益営業利益率が37.2%まで上昇しており、単なる増収ではなく、価格上昇と高付加価値品の需要増が利益率改善に直結した決算といえます。 

さらに注目すべきは、2027年3月期第1四半期の会社予想です。

売上収益は1兆7500億円、Non-GAAP営業利益は1兆3000億円、親会社所有者帰属四半期利益は8690億円と、極めて強い見通しが示されました。

これは、AIサーバー向けSSDや高性能ストレージ需要が、まだ一過性ではなく継続していることを市場に印象づける内容です。 今回のキオクシア決算は「AI半導体相場の中心がGPUだけではない」ことを示した象徴的な決算といえるのでは。NVIDIAや半導体製造装置だけでなく、データを保存するNAND、SSD、メモリー周辺にも収益機会が広がっていることが確認されました。

一方で、メモリー事業は市況産業でもあるため、今後は販売単価の上昇がどこまで続くのか、供給増によって需給が緩まないか、設備投資負担が重くなりすぎないかが焦点になります。

ただAIを中心とした指数の押し上げと言うのは、来週も続きそうな気配です。


三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

三菱UFJは国内最大級の金融グループで、銀行、信託、証券、カード、海外金融事業などを幅広く展開しています。金利上昇局面では利ざや改善が期待されやすく、日本の金融正常化テーマの中心銘柄です。

2026年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益は2兆4272億円となり、目標を上回りました。これを受け、期末配当を1株51円に引き上げ、年間配当は86円となる予定です。

前期の年間64円から大きく増配しており、利益成長と株主還元の両面で評価できる内容です。 

堅調✨✨

セミナーでも兼ねてからお伝えしているようにメガバンク株は単なる高配当株ではなく、「金利ある世界」への構造変化を取り込む銘柄として見られています。

今後は、国内貸出利ざやの改善、海外事業の収益性、政策保有株の削減、自社株買いを含む追加還元が注目点になります。


リクルートホールディングス(6098)

リクルートは、IndeedやGlassdoorを中心とするHRテクノロジー、人材派遣、販促メディアなどを展開するグローバル企業です。

2026年3月期は、売上収益、EBITDA+S、基本的EPSがいずれも過去最高を更新しました。2027年3月期についても、3事業すべてで増収増益を見込み、特にHRテクノロジー事業ではマネタイゼーションの進化と効率化が進むことで、売上収益は前期比9.0%増、EBITDA+Sは19.5%増、基本的EPSは27.8%増を見込んでいます。 

AI活用による求人マッチングの効率化が中長期テーマです。


ライフドリンク カンパニー(2585)

ライフドリンク カンパニーは、ミネラルウォーター、茶系飲料、炭酸水などを手掛ける飲料メーカーです。

2026年3月期は、売上高526億5100万円、営業利益53億2600万円、経常利益51億9600万円、親会社株主に帰属する当期純利益34億6100万円と増収増益で着地しました。

2027年3月期は売上高720億円、営業利益65億円、純利益42億円を見込み、年間配当は15円を予定しています。増産投資の成果が売上成長にどうつながるかがポイントです。

原材料高や物流費上昇はリスクですが、価格改定、コスト改善、生産能力拡大がうまく回れば、生活防衛型の成長株として見直されやすい内容です。


データセクション(3905)

データセクションは、AI、データ分析、リテールテックに加え、近年はAIインフラ・AIデータセンター領域を成長戦略の中核に据えている企業です。従来のデータ分析会社から、AIインフラ企業へと事業ステージが大きく変わりつつあります。

2026年3月期は、売上高336億500万円、営業利益35億4400万円、親会社株主に帰属する当期純利益28億100万円となりました。

2027年3月期は、売上高1621億9300万円、営業利益248億1500万円、親会社株主に帰属する当期純利益87億400万円を見込んでおり、AIインフラ事業の進捗を前提に非常に大きな成長計画を示しています。 

期待値は非常に大きい一方で、AIデータセンター案件は資金調達、設備投資、GPU調達、稼働率、顧客獲得など確認すべき点も多いので、

数字のインパクトは強いですが、今後は計画の実行確度を四半期ごとに見極める局面です。


関東電化工業(4047)

関東電化工業は、精密化学品、基礎化学品、鉄系事業などを展開する化学メーカーです。半導体・電子材料向けの高付加価値製品を持っており、AI・半導体投資の周辺銘柄としても注目されます。

2026年3月期の連結経常利益は前期比47.1%増の66.2億円となり、従来予想を上回って着地しました。

2027年3月期も経常利益100億円、前期比50.9%増を見込み、前期配当は18円から20円へ増額、今期は36円と大幅増配の方針✨✨


AIメカテック(6227)

AIメカテックは、半導体関連装置、FPD関連装置、IJPソリューションなどを手掛ける装置メーカーです。特にAI用先端半導体向けのウエハハンドリングシステムなどで注目されています。

2026年6月期第3四半期累計では、経常利益が前年同期比186倍の40.9億円に急拡大しました。

AI用先端半導体向けウエハハンドリングシステムの受注・出荷が拡大し、売上高は248億円と2.3倍に増加。

受注高も前年同期比60.0%増の386億円まで積み上がっており、通期計画に対する進捗率も高い内容です。 


ヘッドウォータース(4011)

ヘッドウォータースは、AIソリューション、DX支援、生成AI、エッジAIなどを手掛ける企業です。企業のAI導入支援や業務効率化支援に強みがあります。

2026年12月期第1四半期は、経常損益が5200万円の黒字となり、前年同期の赤字から黒字転換✨✨

同時に、通期経常利益予想を4億1100万円から6億1900万円へ50.6%上方修正し、過去最高益予想をさらに上乗せしました。 

AIエージェント需要の拡大に加え、BBDイニシアティブの吸収合併による業容拡大とコスト削減効果がポイントといえそうです。



ラバブルマーケティンググループ(9254)

SNSマーケティング支援、SNS運用支援ツール、インバウンドマーケティングなどを展開するマーケティング企業です。

今回の2026年3月期は、決算期変更の影響により2025年11月1日から2026年3月31日までの5カ月決算となっています。これは、親会社となったAIフュージョンキャピタルグループと事業年度を一致させ、グループ全体の経営管理を効率化するための変更です。

そのため、単純な前年比較ではなく、12カ月換算の参考値で見ることが重要です。 利益成長が大きく出ています。 

事業面では、既存のSNSマーケティング支援に加えて、M&Aによる成長が大きなテーマです。LINEマーケティングに強みを持つエルマーケ、SNSマーケティング領域のライスカレーLSを取得し、グループとしてのサービス領域を広げています。

SNS運用支援ツールでは、ARRが増加しており、ストック型収益の積み上がりも確認できます。 2027年3月期については、売上高35億3700万円、調整後EBITDA4億円を見込んでいます。

ラバブルマーケティンググループ様は決算当日に生配信をしてくださっておりますので、投資WEBのアーカイブもぜひご覧ください。


https://www.youtube.com/live/McHiwiCmNBo?si=JqBj99lC6qxzraMm

来週の相場に向けて参考にしていただければ幸いです。


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