15日の米市場は下落。利益確定売りに押される展開か。
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15日の米市場は下落。
主要3指数がそろって下落しました。
ダウ平均は前日比537ドル29セント安の4万9526ドル17セントと反落し、
ナスダック総合株価指数も410.08ポイント安の2万6225.14、
S&P500種株価指数も1.2%安の7408.50で終えました。
前日までにS&P500が最高値を更新し、ダウ平均も5万ドル台を回復していたため、
短期的な過熱感が意識されやすい地合いでした。
そこに原油高、金利上昇、半導体株の利益確定売りが重なり、週末を前に持ち高調整の売りが広がった形です。
最大の重荷となったのは、原油高を起点としたインフレ再燃への警戒です。
WTI原油先物が上昇、米国とイランの交渉停滞、ホルムズ海峡を巡る不透明感が改めて意識されました。
原油高は企業コストや消費者物価に波及しやすく、FRBの利下げ期待を後退させる材料になります。そのため市場では、地政学リスクそのものだけでなく、原油高が長引けばインフレが再加速し、金利が高止まりするというシナリオが嫌気されました。
実際に米債券市場では長期金利が上昇し、10年債利回りは一時4.59%台と約1年ぶりの高水準を付けました。
金利上昇は株式のバリュエーションを圧迫しやすく、とくに将来の成長期待を織り込んできたハイテク株や半導体株には逆風になります。
米10年債利回りは4.595%まで上昇し、WTI原油も週間で10%超上昇したと報じられており、株式市場にとっては「原油高・金利高・インフレ懸念」というやや厳しい組み合わせになりました。
日本市場も金利が上昇しています、債券市場要注意です。
売りが目立ったのは、これまで相場上昇をけん引してきた半導体関連株です。SOX指数は3月末から大きく上昇しており、AI需要への期待を背景に短期間で買われ過ぎ感が出ていました。そのため15日は、金利上昇をきっかけに利益確定売りが出やすくなりました。
ダウ構成銘柄ではエヌビディアが下落し、ナスダックではマイクロン・テクノロジーやブロードコムなどにも売りが出ました。
AI・半導体の中長期テーマは崩れていないものの、足元では上昇ピッチが速かった分、少しの悪材料でも調整が入りやすい局面だったといえます。
景気敏感株や消費関連にも売りが広がりました。


