週足チャートで振り返る【1月26日週の相場まとめ】。
Ciao![]()
遅くなりましたが
【1月26日週の相場まとめ】です。
先週の米市場はまちまちの値動き。ただ大きくは動きませんでした。
メタやオラクルの上昇も目立ち、AI関連サービスの収益性や投資効率を決算で見極めようとする動きが強まっています。Microsoftはクラウド成長の見え方やAI投資負担が意識され、売られる局面がありました。一方で、数字と見通しが市場の期待を明確に上回る企業には素直に資金が向かう、AI関連の成長ストーリー自体は崩れていないものの、投資額と収益のバランスを確認したいという慎重な視線が残る中で、株価の出遅れ感がある銘柄に限って買いが入ったという見方が広がっているようです。
言い換えれば決算前のポジション調整相場の色合いが濃い展開と見えます。積極的にリスクを取りにいく動きは限定的でした。
パウエルFRB議長、記者会見で経済・物価・雇用の現状を丁寧に説明しましたが、今後の利下げについて具体的な時期や条件について踏み込んだ発言は避けました。これは、インフレがまだ高止まりしていることや、労働市場が目立って弱くなっていないことを重視した慎重な姿勢から来ています。また、パウエル議長の任期が今年5月に終了することもあり、政策の一貫性と独立性が強く意識された会合でもありました。
公式声明でも据え置きが明記されており、金利そのものより「次の一手を急がない」という姿勢が再確認された週だったと言えます。
週末にかけては、トランプ大統領が次期FRB議長にケビンウォーシュ氏を指名する意向を示したとの報道・ニュースが広がり、「利下げペースが市場の期待より鈍るのでは」という見方が強まりました。これがドル高を呼びやすく、金利観だけでなくポジションの巻き戻しを誘発しやすい週末の値動きにつながっています。
先週の日経平均株価は週足で524円2銭の下落。
戻りはあっても力強さは限定的で、体感としては「指数は重いのに、個別は動く」という地合いでした。
日経平均は価格加重なので、値がさ半導体や大型ハイテクの上下にふらされやすいですね。
今週の日本株の最大の変数は、やはり為替です。22日に158円台半ばだったドル円相場は、27日には152円台半ばまで下落。ニューヨーク連邦準備銀行による「レートチェック」観測がドル円相場反転のきっかけとなり、日米協調による為替介入への思惑につながったもよう。
ただ財務省データで「直近1か月の実弾介入がゼロ」だったことが確認され、実際にお金を投じた介入ではなかったにもかかわらず円が大きく振れたのは、「事実」より「起きそうだ」という観測が相場を動かした典型例でした。
市場では協調介入の思惑や当局の強い警戒感が意識されやすく、こういう局面では輸出株が一斉に神経質になります。
また2月8日の衆院選を前に高市政権の財政拡張(減税や景気刺激)をめぐる思惑が、債券・為替・株に波及しやすい局面が続きました。市場は「最悪の政局リスク(急激な不安定化)」を嫌いますが、一方で「与党が多数を確保しやすい」との観測が出ると、テールリスクの後退=安心材料として株には追い風になり得ます。
来週は選挙関連ヘッドラインに注目です。
加えてコモディティは先週動きましたね。金は一時5,000ドルを割り込み、銀も急落するなど、年初からの「安全資産ラリー」の熱がいったん冷まされた形です。背景としては、①短期的な過熱(利益確定しやすい水準まで上がっていた)、②次期FRB議長観測でドル高・金利観が揺れ、③投機的なポジションが一気にほどけた、というのが考えられます。 こうした急落が直ちに長期トレンドの否定を意味するとは限らない一方で、短期の値動きは「需給(ポジション)」で想像以上に振れる、というイメージでいます。
参考になれば幸いです。







