大晦日、来年に向けて投資家が意識すべきことは?とりあえずお蕎麦食べる?
Ciao![]()
大晦日ですね。
日々の値動きに目を向けていると時間が過ぎるのは早い一方で、振り返ると1ヶ月前のお仕事がかなり昔のことのように思えて濃ゆい一年を過ごさせていただいたことに感謝です。
2025年の日本株市場は、結果だけを見るととても力強い一年でした。日経平均株価は年末時点で5万0339円48銭と、年初から1万444円あまり上昇し、上昇率は26%を超えました。
取引時間中には、11月に5万2636円台まで上昇する場面があった一方、4月には3万792円台まで下押しする局面もあり、一年を通じて値動きの振れ幅の大きさが印象に残ります。過剰流動性相場の特徴と言えるでしょう。
より広い市場全体を映すTOPIXも堅調でした。年末時点で3,408ポイント台と、年間では2割を超える上昇となり、日本株全体として底堅さが際立った一年だったと言えるでしょう。
一方で、成長期待の象徴ともいえるグロース250指数は、年末で675ポイント台と、上昇率は5%弱にとどまりました。指数だけを見ると穏やかな動きですが、その内側では、上昇する銘柄と伸び悩む銘柄の差が大きく、投資家の評価がより厳しく分かれた一年だったように感じます。
こうして一年を振り返ると、来年に向けて意識しておきたいことも、自然と浮かび上がってきます。
ひとつは、「長期投資の場合は値動きから少し距離を取ること」です。
相場が大きく動く年ほど、毎日の上げ下げに心が引っ張られがちですが、2025年は、動きすぎなかった投資家の方が落ち着いて結果を残せた場面が多かったように思います。来年も、すべてに反応するのではなく、「自分が見たいポイントだけを見る」姿勢が、長期の資産運用の際には心の余裕につながるのではないでしょうか。
もうひとつは、「企業を見る目線を変えないこと」です。
相場環境が変わると、どうしても注目されるテーマや流行は移り変わります。それでも、業績の積み上がり方や経営姿勢、株主との向き合い方といった本質的な部分は、そう簡単には変わりません。もし変わったタイミングに気づけたら、そこは投資のチャンスかもしれませんし、自分なりの企業への目線を持ってウォッチしておく銘柄を増やしておくと、急落時もピンチがチャンスに変わるのではないかと思います。
そして最後に、「自分の投資のリズムを守ること」。
相場が好調なときほど、周囲の声が大きく聞こえてきます。でも、他人のペースに合わせて動くより、自分が無理なく続けられるスタイルを大切にすることが、結果的に長く相場と付き合うことにつながります。
焦らず、比べすぎず、自分なりの距離感を保つこと。それも立派な投資判断のひとつだと思っています。
年末になると、「来年はどうなるのか」という問いが増えますが、私なりに動画にまとめたものがありますので、よろしければまだ見ていない方は見てみてください。
また、個人としては、それぞれがそれぞれの課題があると思いますので、今年どんな場面で迷い、どんなときに冷静でいられたのか。その振り返りこそが、来年の相場に向き合うための土台になります。
私自身も、今年も、相場を通じて多くの学びがありました。
同じように悩み、考えながら投資と向き合っている方がいることを感じられた一年でもあります。
また、今年も対面セミナーで、たくさんの投資家さんとお会いする機会があったことも、私としては大きな励みと学びになりました。この場を借りて心より御礼申し上げます。また新たなお仕事や継続させていただいているお仕事など、ご縁にも大きく恵まれた1年になりました。
運が良いと思っていますが、その運を生かすためにも引き続き精進努力して参りたいと思います。
本年も本当にありがとうございました!!
一年間、本当にお疲れさまでした。
どうか穏やかな気持ちで年末年始を過ごされ、また来年も、相場と丁寧に向き合っていけますように。
年越しそばは、延命・長寿祈願のほか、家族の縁が長く続くようにとの願いもあるとのこと。
さらに金銀細工師が散らかった金粉を集めるのにそばがきを使ったことから、金を集める縁起物であるとする説もあるようです。
しっかり食べたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願い致します🤲



