16日の日経平均は続落。補正予算はコロナ後で最高水準。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

16日の日経平均は続落。補正予算はコロナ後で最高水準。

Ciaoニコニコ

16日の日経平均株価は、前日比784円82銭安の4万9383円29銭と続落。

出来高は22億4365万株、売買代金は5兆3138億円。

半導体関連や電線株の軟調が重しに。

米雇用統計発表を控えての様子見姿勢も。

18日-19日の日銀金融政策決定会合では追加利上げが織り込まれており、ドル円は円高方向。



また今日は2025年度の補正予算が成立しましたね。

一般会計の規模は18兆円を超え、コロナ禍後としては最大水準です。政府が物価高への対応と、中長期的な成長戦略を同時に進めようとしている姿勢が表れているといえそうです。

家計を支えるための物価高対策では電気・ガス料金への補助や、地方自治体が柔軟に使える交付金の拡充など、生活に直結する支援が手厚く盛り込まれました。短期的には消費の下支え効果が期待され、景気の急減速を防ぐ役割を果たしそうです。

一方で、投資家として注目したいのは「将来に向けた支出」です。危機管理や成長分野への投資として、造船、宇宙、AIといった分野にまとまった予算が配分されました。これらは即効性よりも、数年先を見据えた産業育成の意味合いが強く、日本の経済構造を底上げしていく流れといえます。

防衛関連の予算も積み増され、GDP比2%を意識した水準に近づいています。安全保障を重視する姿勢が明確になったことで、防衛関連や周辺産業には中期的な追い風が続く可能性があります。

さらに、米国の関税措置への対応として、日本企業の対米投資を後押しする仕組みも盛り込まれました。海外展開を進める企業や金融機関にとっては、政策面からのサポートが意識される内容です。

全体を通して見ると、今回の補正予算は「目先の生活支援」と「将来への投資」を同時に進める設計になっています。単なる一時的な対策として見るのではなく、どの分野に資金が向かおうとしているのかを丁寧に読み取ることが、これからの投資判断につながっていくのではないでしょうか。


さて、お仕事で色々あって遅れてしまいましたが、これからM&A報道についての講演を拝聴して学ばせていただきます。

帝国ホテルのツリーもバラもきれいでした✨✨