10日の米市場は上昇。バランスシート再拡大が株式市場ではポジティブサプライズに。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

10日の米市場は上昇。バランスシート再拡大が株式市場ではポジティブサプライズに。

Ciaoニコニコ

おはようございます☀


10日の米市場は上昇。

ダウ平均は前日比497ドル46セント高の4万8057ドル75セントと3営業日ぶりに反発し4万8000ドル台を回復。最高値に迫りました。



10日のFOMCでは3会合連続となる0.25%の利下げを決定。政策金利は3.50〜3.75%に。

サプライズの量的緩和再開(バランスシート再拡大)、市場に必要な資金を供給するために米財務省証券(TB)の購入を始める方針です。今月だけで400億ドル。

つまりQTが12月1日に停止されましたが、その後すぐにバランスシートの水準を維持するために短期国債を購入するとのことで、市場にこれが好感されて、

リスクオン相場(ハイテク株や中小型株に資金が入りやすい状況)でラッセル2000は過去最高値。

これはサンタクロースラリーが期待できそうですね。


FOMC参加者の政策金利見通し(ドットチャート)では来年の0.25%の利下げ予想回数が1回と前回9月と変わらなかった。2025年の3回からは減ったものの想定通りでした。



https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/fomcprojtabl20251210.pdf



パウエルFRB議長講演では、

インフレはやや高止まり状態で入手可能なデータは見通しが変わっていない(雇用・インフレ見通しは前回会合から大きく変化していない)ことを示唆しているものの、労働市場は徐々に冷え込んでいるように見えるなど話しましたが、

懸念されていたタカ派的な発言はありませんでした。

バランスシート再拡大については『委員会は準備金残高が十分な水準まで減少したと判断している。したがって、本日の会議で委員会は長期にわたって十分な準備金を維持することのみを目的とし、短期国債を中心とした短期国債の購入を開始することを決定した。

このような有価証券保有量の増加はフェデラルファンド金利が目標範囲内にとどまることを保証します。経済の成長は当社の負債に対する需要の長期的増加につながるもので必要である。』(訳が正確でなかったらすみません。)としており、

『雇用の最大化を支援し、インフレ率を持続的に 2% の目標まで引き下げ、長期的なインフレ期待をしっかりと支えること』が重要であると強調しました。


moomoo証券さんのアプリが講演の和訳もついて分かりやすかったです。

↓アプリだけでも使ってみると良いかも。

moomoo証券

それでは本日もよろしくお願い致します。

より良い1日となりますように。✨✨