週足チャートで【11月24日週の相場まとめ】
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先週の米市場は上昇。
週足ではダウ平均は1471ドル、3.18%の上昇。S&P500も3.7%、ナスダックは4.9%と大きく上昇しました。
50日移動平均くらいで反発しちゃいましたね…
12月9-10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測の高まりが相場を支えました。
ウォラーFRB理事、デイリーサンフランシスコ連銀総裁らが相次いで12月FOMC利下げを支持する姿勢を示したことで12月9-10日のFOMCで0.25%利下げを予想する確率がFedwatchは8割を超える水準まで上昇しています。
またFRBの次期議長候補選考が大詰めを迎えているなかでブルームバーグがFRBの次期議長候補として『米国家経済会議(NEC)のハセット委員長が有力』と報じられており、トランプ氏の腹心ハセット氏は利下げ推進見通しであること、
他の候補者もウォーシュ元FRB理事はトランプ米大統領がFRB次期議長に指名すると有力視される人物でハト派、
ウォラー理事とボウマン副議長(銀行監督担当)は7月FOMCで利下げはなかったものの利下げを主張した二人、そしてブラックロック幹部のリック・リーダー氏は金利は3%まで引き下げるべきだと述べていたので、どの候補者になっても、利下げ方向が強くなりそうです。
また米連邦政府機関の一部閉鎖の解除に伴って、延期されていた米指標の公表が再開方向へ。
25日発表の9月の米小売売上高が前月比0.2%増と市場予想を下回ったほか、
9月PPIも食品とエネルギーを除くコアが前月比0.1%上昇と市場予想を下回る結果でした。
11月の米消費者信頼感指数も88.7と市場予想を下回り、7カ月ぶりの低水準。
26日発表の11月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が前月比7.5ポイント下落の36.3と市場予想を下回ったことで前日に引き続き低調な経済指標→早期利下げ期待→株高となっています。
新規失業保険申請件数は21万6000件と市場予想よりも少なかったものの、総受給者は196万人と高止まり。ベージュブックでは雇用鈍化が示されました。
消費、需要、雇用が総じて弱含みの経済指標がFRBの12月利下げ観測を支える形で株高に繋がったよう。
米雇用統計の発表が12月5日から16日に変更になりましたね。それに伴いコジナイも16日の配信となります。よろしくお願い致します。
また9月分の個人消費支出(PCE)物価指数は10月31日→12月5日公表に変更、7-9月期の実質GDP速報値は10月30日→12月23日に公表となっています。
先週の日経平均株価は週足で1628円03銭の上昇。米利下げ期待の高まりの流れで東京市場でもハイテク株を中心に買いが優勢となりました。
11月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は買い越し、個人投資家も買い越しとなっています。
ドル円は方向感にかける値動き、利下げ方向なのでゴールドは素直に上昇となりました。





