高市首相・所信表明演説の投資家・政策ウォッチャー向け総括
Ciao![]()
高市首相の所信表明演説がありましたので、
投資家目線で私なりにまとめてみました。
よろしければ参考にしてみてください。
【全体方針】 「強い経済」と「政治の安定」を両輪とし、日本再起を掲げる。
連立政権(自民党+日本維新の会)により、改革・地方重視の政策実行力を強化。
キーワードは「責任ある積極財政」と「危機管理投資」。
【経済政策】 「経済あっての財政」を明示し、成長重視の財政出動を行う。
景気回復→所得増→税収増の好循環を形成し、税率を上げずに税収増加を目指す。
積極財政による成長志向への転換は、市場にポジティブ。
【物価高対策】 ガソリン税・軽油引取税の暫定税率を廃止へ。
医療・介護・中小企業支援を中心とした即効型の生活支援策。
103万円の壁を160万円へ緩和、高校・給食の無償化、給付付き税額控除制度設計を推進。
国民生活・中小企業・エネルギーコストを包括的に支援。
【成長戦略(危機管理投資)】
経済・食料・エネルギー・医療・国土強靭化を「危機管理投資」として戦略的投資領域に設定。
AI・半導体・量子・宇宙・防衛産業・バイオに重点投資。
「資産運用立国」を掲げ、貯蓄から投資へを一層推進。
【エネルギー政策】 原発再稼働と次世代電源(ペロブスカイト・核融合)を推進。
GX予算を活用し、脱炭素と産業競争力を両立。
【国土強靭化】 2026年度に防災庁設立。 防災インフラ更新、デジタル防災、首都機能分散を推進。
【医療・社会保障】 税と社会保障の一体改革を進める国民会議を設置。
電子カルテ、データヘルス、医療DXを加速。 女性の健康支援と予防医療を国家戦略化。
【地方創生】 TSMC熊本、ラピダス北海道の事例を全国展開。
「地域未来戦略」で産業クラスター形成、地方に大規模投資を誘発。
【外交・安全保障】 日米同盟を軸とする現実主義外交。
日米韓・日米豪印連携、中国との安定的関係維持。
防衛費を対GDP比2%水準へ前倒し、自衛官処遇改善。
【市場インパクト総括】 積極財政+成長戦略=景気刺激型政策。
防衛・エネルギー・AI・地方インフラ関連株に長期追い風。
消費刺激と資産運用拡大により内需回復も期待。
【結論】 高市政権は「危機を投資に変える経済構造転換内閣」。
成長志向・実行重視・現実的外交による政策推進が特徴で、
日本株市場にとっては「構造的リバリュエーション(再評価)」の可能性を秘める。
高市関連銘柄に関しては私も以前より雑誌セミナーなどで多数出させていただいていますし、たくさんの方がいろいろな媒体で出されていると思うのですが、
一時情報が大事ですので、高市氏の政策のサイトもご覧になられると良いかと思います。
また、個別銘柄の売買の際は、チャートもタイミングを掴むためにチェックすることをお勧めします。
皆様の投資の参考に少しでもなれば幸いです。
