週足チャートで【9月29日の週の相場まとめ】 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

週足チャートで【9月29日の週の相場まとめ】

Ciaoニコニコ

先週の相場を振り返りましょう。

先週の米市場で主要3指数は上昇。週足で反発し再び上昇ムード。金価格も上昇しており、FRBによる10月の追加利下げ観測が高まっていて利下げ期待×カネアマリ相場が継続というところでしょうか。










トランプ米大統領は30日に米国内の薬価引き下げで合意したと発表、米製薬大手ファイザーが関税減免と引き換えに、低所得層向けの公的医療保険のメディケイド加入者に提供する全ての処方薬の価格を引き下げ、新薬を国際的な最低価格水準で販売することで合意したと発表して6.8%株価が上昇するなど、製薬株の上昇が指数を押し上げました。


10月から始まる新しい会計年度の政府閉鎖回避のための法案可決期限が迫っており、つなぎ予算が成立せず、米連邦政府予算が失効。政府機関の一部が閉鎖したことは重しとなりました。

経済指標も延期が相次いでいますが、民間など発表できるものもあり、

9月の米消費者信頼感指数が94.2と前月や市場予想を下回ったほか、

ISM製造業景況感指数は49.1と8月から小幅に改善したものの節目の50を下回る状況が継続。

9月のADP雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比3.2万人減と市場予想に反して減少したほか前月の8月分も5.4万人から3000人減に下方修正されています。

米労働統計局による雇用統計発表は、10月1日に始まった政府機関閉鎖により見送られたものの、 

大半の州についてデータが開示されています。

https://oui.doleta.gov/unemploy/DataDownloads.asp

Bloombergによると「エコノミストはリベリオの数字を予測対象にしていないが、政府統計の非農業部門雇用者数については9月に中央値で5万3000人増と予想。リベリオのモデルでは、BLSの指標は9月に3万8000人増にとどまったと試算された。」とのこと。

先週の新規失業保険申請件数は前週から小幅に増加したと、ゴールドマン・サックス・グループは連邦政府の閉鎖期間中に公開された州別データを基に分析しています。

雇用が軟調であることが推察されることや景気の減速を示唆する結果からFRBによる追加利下げ観測から買われた模様です。



先週の日経平均株価は週足で414円51銭の上昇。週末3日の日経平均株価は、前日比832円77銭高の4万5769円50銭と大幅続伸で、終値ベースで過去最高値を更新しました。

日銀の野口旭審議委員が講演で、「2%物価目標達成に直実に近づいている」と指摘、「政策金利調整の必要性がこれまで以上に高まりつつある」と述べたことで日銀の早期利上げ観測が高まっています。


エヌビディアがオープンAIに最大1000億ドルを投資と報じられたほか、オープンAIが日立製作所(6501)データセンター向け電力関連技術で提携、エヌビディアが富士通(6702)と提携するとのニュースのほか、キオクシアホールディングス(285A)もエヌビディアとデータ読み出し速度を従来比100倍近くに高めたSSDを連携して製品化するとの報道でAI関連、半導体関連、電線御三家などが動意付きました。

また土曜日は自民党総裁選挙の投開票が行われましたが、前経済安全保障担当大臣の高市早苗氏な逆転勝利な形で当選、週明けに高市ラリー再びとなるのか注目です。