【7月21日週の相場まとめ】週足チャートで振り返り。
Ciao
遅くなりましたが、ご一緒に先週の相場を振り返って参りましょう。
先週は米国と各国との関税交渉の進展や期待感から米主要3指数は先週最高値を更新し最高値圏にある状況。
週末にS&P500、ナスダックは連日で高値更新となりました。
米貿易関税を巡り、8月1日に定める貿易交渉の期限が迫るなかで、トランプ米大統領が22日にフィリピンのマルコス大統領と会談し、貿易協定で合意したと発表されたことや、日米貿易合意も。日本に関しては、日本からの輸入品に15%の関税を賦課するとのことで、25%→15%と下がったことは好感されましたが、日本は自動車やコメなどの貿易で市場を開放することになったほか5500億ドルを米国投資することも決まっています。加えてトランプ大統領は日本が米国から数十億ドル相当の防衛装備品を購入することでも合意したとSNS明らかにしています。
今後は韓国が25日の会談で期限までに互恵的な通商協定を目指すという方針を再確認したと発表されているほか、28〜29日にスウェーデンで中国と通商政策を巡って閣僚協議を開くと報じられており協議進展への期待感も。
ただEUとの貿易交渉についてはトランプ米大統領が合意に至るかが五分五分かそれ以下だとしており懸念は残ります。
また先週の米経済指標は総じて米経済の底堅さを示すものであり、貿易関税が米経済に与える悪影響が想定ほどではないとの楽観的な見方も相場を支えているようです。
先週の日経平均株価は週足で1637円12銭と4%を超える上昇でした。24日には一時、24年7月以来の42000円台にまで上昇する場面も。
TOPIXは過去最高値を更新。
連休明けに20日に投開票の参院選を通過し、与党である自民・公明過半数割れという参議院選挙の結果だったものの過半数割れは織り込み済みで、47議席獲得は予想を上回っていたことや石破政権存続で安心感、あく抜けムードから買われたよう。
石破首相退陣観測の報道もありました。8月末との報道ですがどうなるのか注目です。
日本経済新聞では福井県にある美浜原発の敷地内で地質などの調査を始めると報じられており、東日本大震災後初めての原発の新増設の具体化から東京電力(9501)など電力各社が物色されました。