週足チャートで【6月16日週の相場まとめ】 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

週足チャートで【6月16日週の相場まとめ】

Ciaoにっこり

【6月16日週の相場まとめ】です。

先週の米市場は小動き。米主要3指数はまちまちの値動きで、ダウ平均は週足で0.02%と辛うじてプラスでした。









今月13日にイスラエルがイランに対する先制攻撃をしてから攻撃の応酬は激化。トランプ大統領がG7サミットの二日目に出席せずに、イスラエルとイラン双方の攻撃に対してホワイトハウスで対応にあたるためとして帰国、17日にSNSでイランに対し 「無条件降伏」を求めるなど米国の軍事介入懸念が台頭。

週末22日にはトランプ米大統領が日本時間の午前11時すぎからホワイトハウスで演説。アメリカ軍がイラン国内3カ所の核施設を空爆したと発表しました。『われわれの目的はイランの核濃縮能力の破壊と、世界最大のテロ支援国家がもたらす核の脅威を阻止することだった。私は世界に対して、この攻撃が軍事的に見事な成功を収めたことを報告できると述べ』たと伝わっています。

それに対してイランも22日朝にイスラエルに対してミサイル攻撃を行っており、第三次世界大戦というワードがX(旧ツイッター)でトレンド入りしているように中東情勢緊迫化、地政学リスク懸念が高まる状況で、明日からの相場が波乱含みとなるのか注視したいところです。


6月FOMCでは、FRBは市場の予想通り政策金利を4.25〜4.5%で据え置くことを決定。

パウエルFRB議長の会見では「インフレ率は低下しているが、目標を上回っている」、「経済は堅調で、労働市場も利下げを必要とするような逼迫した状態にはない」としており、現行のややタカ派な政策スタンス、利下げに急がない姿勢を維持した印象。

会合後に公表したFOMC参加者の政策金利見通し(ドットチャート)では2025年末の予想中央値は0.25%の利下げ2回を示す水準を維持。(2025年に利下げを見込む参加者は7人に増えたものの不確実性が高い状況で様子見姿勢を強調しています。)金融政策の長期的な目標と戦略枠組みの見直しを進めており、予定通り夏に政策枠組みについて公表する見通しです。

5月の米小売売上高が前月比0.9%減と市場予想を下振れしたことで景気後退懸念も。

ドル円は146円台に再び乗せてきました。




先週の日経平均株価は週足で568円98銭の上昇でした。

日銀金融政策決定会合では、政策金利は予想通り据え置きとなりました。これで3会合連続の据え置きとなります。国債買い入れ減額についてさ来年4月以降は減額幅を現行の毎四半期4000億円から2000億円に縮小することを決定。植田日銀総裁の発言では「引き続き政策金利を引き上げ、緩和度合いを調整する」としておりややタカ派な印象もありましたが、為替や株式市場が乱高下しないよう発言に配慮してるような印象でノーサプライズだったと考えます。