28日の米市場は下落。貿易関税とインフレ懸念。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

28日の米市場は下落。貿易関税とインフレ懸念。

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28日の米市場は下落。

ダウ平均は前日比715ドル80セント安の4万1583ドル90セントと3日続落。



2月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前月比0.3%上昇、前年比2.5%上昇(市場予想と一致) 、食品とエネルギーを除くコア指数は前月比0.4%上昇、前年比2.8%上昇と市場予想を上回る結果で、個人消費も前月比0.4%増と予想を上回りました。




基調的な物価圧力の高まりが示される結果で米国のインフレ圧力が改めて意識されたことが相場の重しに。加えて米ミシガン大消費者態度指数(確報値)は57.0と速報値から下方修正されて消費者マインドの冷え込みを示したことに加えて、1年先のインフレ予想は5.0%に上方修正され、消費者の5年先の期待インフレ率は4.1%と1993年2月以来の高水準となっています。総じてインフレが根強いことが示されました。


来週米国は4月2日に相互関税の導入、4月3日には輸入自動車に25%の関税を課す予定となっていますがトランプ政権の関税政策や貿易戦争による供給網の分断リスクがインフレへの懸念にもつながっています。