15日の米市場は下落。思惑で動いている…??
Ciao
15日の米市場は下落。
ダウ平均は前日比305ドル87セント安の4万3444ドル99セントと続落。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が弱い。
米国の物価上昇圧力が根強く残るなか、パウエルFRB議長が利下げを急ぐ必要はなく慎重に進める姿勢を示し、シカゴ連銀のグールズビー総裁らFRB高官も相次いで同様の姿勢を示していることから12月の利下げ見送り、来年の利下げペースが緩やかになる可能性が意識されて利下げ期待が後退。
10月の小売売上高が7188億6700万ドルと前月比0.4%増となり市場予想を上回り(9月分も上方修正)、11月の製造業景況指数は31.2と、市場予想を大幅に上回ったことで米経済の強さが確認されるとともに金利が高止まりするとの見方も強まりました。
トランプ次期米大統領の人事も進行しており、ニュースでも取り上げられていますが、14日には厚生長官にコロナワクチンの陰謀論者とも言われるロバート・ケネディ・ジュニア氏を起用すると発表、新型コロナウィルスの開発などに携わった製薬会社を中心に売られる展開となりました。
ドル円は週末に大きく円高方向に動きました。ゴトー日の動きともとれますし、足元で円安方向に大きく動いていたことの利益確定や週末のポジション調整もあるかもしれませんが、金曜に口先介入があり、週明け18日には上田日銀総裁が名古屋で講演をすることになっているので、植田総裁が12月の金融政策決定会合での利上げに向けて踏み込んだ発言をするのではないかと言う観測からそれを懸念した(織り込んだ)動きとなっているのではないか、と見ています。
では良き週末をお過ごしください✨✨