【週足で】大統領選もあった激動の1週間の相場を振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【週足で】大統領選もあった激動の1週間の相場を振り返りましょう。

Ciaoにっこり


先週の相場を振り返りましょう。

ダウ平均は週足で1936ドル、4.6%高と2022年5月以来の上昇幅となりました。

S&P500は取引時間中で初めて6000ポイントに乗せ、週足で4.7%上昇。

ナスダックは週足で5.7%と大きく上昇しました。










ラッセル2000は予想通り強かったですね!


5日投開票の米大統領選で共和党候補のトランプ前大統領が勝利宣言。「再び偉大な国に」と述べました。米大統領が返り咲くのは132年ぶり。

大統領は最長2期務めることが出来るため、トランプ氏はこの4年が最後ということになります。

また今回連邦議会選挙では共和党が上院での多数派となりました。 

振り返りますと、現職だったバイデン氏が6月27日のトランプ前大統領とのテレビ討論会で精彩を欠いたこともあり、高齢であることの懸念が指摘されて党内から撤退を求める声が高まっているなか、7月に撤退を表明。その後、ハリス氏を後任候補として支持すると発表しました。異例の大統領選だったといえます。

接戦だったことで、「結果が出るまでに長引くのではないか」「裁判になるかも」という懸念がありました。

ですがハリス氏が敗北宣言をしたことで、揉めることもなく想定よりも早く結果が確定したことや、トランプ次期政権が打ち出す減税や規制緩和などの政策への期待感から大きく買われ、

米市場はトランプラリーの様相を呈しています。

7日まで開催されたFOMCで政策金利は市場の予想通り0.25%利下げとなり2会合連続の利下げが決定されました。パウエルFRB議長のFOMC後の会見では米国経済は力強く労働市場は引き続き堅調であるとした一方、インフレはかなり和らいできたと述べましたが、ノーサプライズと市場に取られたようです。 FRBが追加利下げを決めたことで安心感も相場を支えたようです。

銀行、保険、製造業、暗号通貨などトランプ氏の政策のオーケーを受けるとされるセクターや銘柄も上がっています。

テスラは時価総額1億ドルを突破しました。

今日YouTubeで取り上げたAIRRも大きく上昇しています。








先週の日経平均株価は週足で1446円70銭、3.8%の上昇となりました。為替市場ではドル円が円高ドル安方向に進んでいましたが、トランプ氏が大統領に決定しそうとの報道からポジションが巻き戻したのか1ドル154円台後半まで円安ドル高進行しています。