【週足チャートで定点観測】先週の相場まとめ① | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【週足チャートで定点観測】先週の相場まとめ①

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先週の相場を振り返りましょう。先週の米主要3指数は上昇。ダウ平均が史上最高値を更新するなど米国株は上昇基調継続と言えます。







FOMCで4年半ぶりとなる利下げが決定され、想定通り利下げ幅は0.5%(政策金利4.75〜5.0%) で年内にあと0.5%分の利下げがある見通しであること(金融相場への期待感)FRB高官のハト派的な発言、ソフトランディング期待が引き続き相場を支えているようです。

26日発表の週間の米新規失業保険申請件数は21万8000件と市場予想(22万3000件)を下回りました。27日発表の8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比0.1%上昇、コア指数も前月比0.1%上昇と市場予想を下ぶれ、インフレ鈍化を示す内容であったことが好感されたよう。9月の米ミシガン大消費者態度指数(確報値)が70.1と速報の69.0から上方修正されたことも米経済のソフトランディング期待につながったよう。11月のFOMCで0.5%の利下げの見込み確率も高まっています。


https://www.cmegroup.com/ja/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html

また24日に中国当局が預金準備率を0.5%引き下げ、7日物リバースレポ取引の金利を1.70%から1.50%に0.20%引き下げ、既存住宅ローンの金利を引き下げる方針など金融緩和方針を表明していましたが、加えて26日に不動産市場の安定化を図る支援策を打ち出し、一連の景気刺激策が中国経済を支えるとの見方が広り、中国市場が大きく上昇したことも手がかりに。中国関連が上昇しました。


ドル円は円キャリートレード解消でポジションがショートに傾いていたこともあり上昇が続いて1ドル146円台まで円安進行しましたが、自民党総裁選の決選投票で石破総理決定を受けて143円台前半に急落するとニューヨークタイムでは142円台前半まで下落しました。


長いので②に続きます。