【週足チャートでチェック】先週の相場振り返りです。
Ciao
先週の相場を振り返りましょう。
先週の米市場は下落。
週足ではダウ平均は1217ドル(2.93%)の下落と2023年3月上旬以来の下落幅。ナスダックの下落率は5.77%と22年1月中旬以来の下落幅です。
3日の米ISM8月の製造業景況感指数が47.2と市場予想を下回ったほか節目の50を5カ月連続で下回りました。8月製造業購買担当者景気指数(PMI、確定値)も47.9で市場予想を下回り、景気減速懸念が再燃したことで米国株は下落。
5日の米サービス業PMIは市場予想を上回ったものの、5日発表の8月ADP雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比9万9000人増と2021年1月以来の低水準で市場予想を下回ったことから労働市場の減速への懸念が売りを誘いました。0345ドル41セントと続落。加えて注目された8月雇用統計で失業率 予想4.2%⇒結果4.2%(前回4.3%)、非農業部門雇用者数予想16.5万人増⇒結果14.2万人増(前回11.4万人、6月と7月は下方修正)、平均時給 前月比予想+0.3%⇒ 結果+0.4%(前回+0.2%)と、雇用が軟調な結果でリセッション懸念からよりリスクオフの流れとなったよう。
AIバブルの終焉ともいわれる半導体大手エヌビディアやフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の下落も相場の重しとなっています。
エヌビディアが移動平均の50日線を下抜けており、今日のセミナーでもご質問頂きましたが生成AIブームが相場全体を押し上げて関連銘柄が急騰し割高感が出たところで現在売り込まれてセクターローテーションが起きていて、半導体はエヌビディアが反発するところをまずは待ちたいイメージでいます。(個人的にはもっと売り込まれたらすこしずつ拾いたいです。)
為替市場ではドル円が1ドル=141円台に突入する場面も。
先週の日経平均株価は週足で2256円28銭の下落。4日に日経平均は1638円70銭の下落と今年3番目の下落幅を記録しましたが、12日に自民党総裁選の公示日を控えて石破氏が金融所得課税の強化を打ち出したことが報じられ嫌気されました。
週末に雇用統計を受けて日経平均先物が下げており、ブラックマンデー再来も懸念されています。9/12日木曜日にCPI、9/13金曜日にメジャーSQを控えているので、SQがらみの売買(ポジション見てると下げる可能性ありそう)焦らずにすこしずつ買っていこうかなという戦略(買いたいリストの銘柄で買いたい金額まで下がったら買い、さらに下がったら買い増し、いっぺんには買わない)でいこうと思います。