【相場振り返り】日経平均の月間値幅は7189円と過去最大。
Ciao
さて怒涛の8月相場が終わりましたね…
月間と週間で簡単に相場を振り返りたいと思います。
ダウ平均は8月月間で720ドル上昇。月足で上昇は4カ月連続です。
週間では米国主要3指数はまちまちの値動き。
ダウは連日で史上最高値を更新しましたが、ハイテクは軟調でした。
月間ですと7月の雇用統計が市場予想を下回る内容だったことなどから景気減速懸念、ハードランディング懸念が強まりましたが、
その後はインフレ鈍化や総じて米経済指標が底堅さを示すものが相次いでいることと、前週末のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の政策を調整する時が来た、9月の利下げ開始を示唆したことでソフトランディング期待から株価は過去最高値圏に戻す展開に。
今週の経済指標でも、24年4-6月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が前期比年率3.0%増と速報値から上方修正されたことや週間の米新規失業保険申請件数が前週から小幅に減少したこと、7月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前月比で0.2%上昇、コア指数も0.2%上昇と予想通りで、総じて米経済の堅さを表す結果でした。
また今週注目された米半導体メーカーのエヌビディアの決算は2024年5-7月期の売上高、調整後利益は市場予想を上回る結果となりました。また500億ドルの追加自社株買いを承認。ただ一部の高い期待感には届かなかったこと 、8-10月(第3四半期)の売上高が325億ドル前後の見通しで概ね市場予想と一致する水準にとどまったこと、ここまでの株価の急ピッチの上昇もあり株価は下落しハイテク株の重しとなりました。
日経平均株価は月足では454円07銭の下落。8月5日に4451円と過去最大の下落幅を記録するなど記憶に残る月となりました。月間の高値安値の値幅は7189円となりました!
週足では283円48銭の上昇。
プライム市場の売買代金は4兆円に満たない薄商いで今週は激動のあとの夏枯れ相場感がありました。(8月30日はMSCIのグローバルスタンダード指数のリバランス、月末最終日とあって機関投資家の持ち高調整が入ったことで5兆円台に。)