【3分で】チャートと振り返る先週の相場。定点観測だいじ! | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【3分で】チャートと振り返る先週の相場。定点観測だいじ!

Ciaoにっこり

先週の相場を振り返りましょう。

先週の米市場は週足でまちまちの値動き。

ナスダック、S&P500は上昇し過去最高値を更新。

特にナスダックは週間では3.2%高と強い値動きでした。

ただダウ平均は週足では下落しています。







先週はインフレ関連の経済指標、そして中銀イベントと注目すべき1週間でした。

まず経済指標は米CPIは前年比で総合は3.3%、コアが3.4%と市場予想を下回り、インフレの鈍化を示す結果となりました。また翌日発表のPPIも前月比で0.2%下落とマイナスでかなり弱い数字となりました。しかも失業保険申請件数も予想下振れ。


FOMCはFRBは市場の予想通り、7会合連続で政策金利を5.25〜5.50%で据え置きとなりましたが、注目されたドットチャートは2024年金利引き下げ見通しを3回から1回への修正が公表されています。パウエル議長は今後もデータ次第の政策運営を進める姿勢を強調したほか利下げ開始に慎重な姿勢でタカ派的と捉えられたことで債券市場の伸びが縮小しました。


日経平均は週足で130円63銭の上昇でした。日銀金融政策決定会合まではプライム市場の売買代金が連日4兆円を割り込む薄商いでした。日銀金融政策決定会合では長期国債買い入れを減額する方針が決定されました。市場では1兆円程度の段階的な国債買い入れ減額が織り込まれていたためハト派的な結果と捉えられました。政策金利の無担保コールレート翌日物の誘導目標は0―0.1%で据え置き。

長期国債等の買入れについては2024年3月の金融決定会合において決定された方針に沿って実施するとのことでその後については、長期国債買い入れを減額していく方針を決定しました。これに関しては賛成8反対1だったようです。次回会合において今後1~2年程度の具体的な減額計画を決定するとのことで7月31日は要注目ですね。