【3分で】チャートとともに相場を振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【3分で】チャートとともに相場を振り返りましょう。

Ciaoにっこり


先週の相場を振り返りましょう。

先週の米市場はまちまちの値動きでした。

ダウ平均は週間では934ドル 、2.3%の下落となったのに対してナスダックは1.4%の上昇で5週続伸。S&P500は小幅ながら上昇。

ダウ平均の下落は6週間ぶりで、前週末に初の4万ドル台達成に加えて米長期金利がやや反発してきていることもあり持ち高調整や利益確定の売りが出た模様です。







4月30日〜5月1日開催分のFOMC議事要旨がややタカ派的な内容で、インフレ率が持続的に2%へ低下する道筋を確信するには、まだ時間がかかりそうだとの、参加者が直近のインフレ率に失望感を示しディスインフレに想定より時間がかかりそうだとしていたことがわかったことが相場の重しに。

経済指標では5月の米国の購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を上ぶれし2年1カ月ぶりの高水準となったほか、新規失業保険申請件数も市場予想を下回る(雇用も堅調)など経済の底堅さを示す経済統計から、足元で相場を牽引していた早期利下げ期待が後退し、週足でも長期金利が上昇したことが嫌気された模様です。


今週注目されていた半導体大手エヌビディアの24年2-4月期決算は純利益が前年同期の約7.3倍の148億8100万ドル、売上高は約3.6倍の260億4400万ドルとなり、AI向け半導体の需要の好調を示す強い決算となりました。(AIを含むデータセンター向けの売上げは約5.3倍の225億6300万ドル。) 東京エレクトロン(8035)など半導体株高には寄与したものの、前回決算のように相場全体を押し上げる材料とはなりませんでした。


先週の日経平均は週足で141円27銭の下落。

22日に日本の長期金利が2013年5月以来となる1%に上昇したことがニュースに取り上げられました。日本銀行が早期に国債買い入れの減額や追加利上げに踏み切るとの観測から新発10年物国債利回り(長期金利)が異次元緩和以来の1%台となりました。



ドル円は先週はあまり動かずでした。