【3分で】チャートとともに先週の相場を振り返りましょう。
Ciao
先週の相場を振り返りましょう。
先週の米市場は上昇。
週足でダウは小幅に上昇。ナスダックは4%超の上昇となりました。
中東情勢悪化への過度の懸念が和らいだことや長期金利は高止まりしているものの下落のあとの半導体関連をはじめとした買い戻し、決算を手がかりとしたハイテク株の上昇も寄与。
経済指標では4月の米購買担当者景気指数(PMI)の速報値が前月から低下し、注目された製造業は49.9と節目の50を下回りました。
またサービス業も50.9と市場予想を下ぶれしたことからインフレ懸念が後退したことが買い材料となったよう。
2024年1-3月期の米GDPは1.6%増に減速し市場予想も下回りました。
1-3月期の個人消費支出(PCE)物価指数は、食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが前期比年率で3.7%と予想を上振れ。
成長鈍化とインフレ懸念→スタグフレーションの懸念に繋がったのでは。
個別株ではテスラの決算発表は4年ぶりに減収減益となりました。(新車販売台数も前年比8.5%減の38万6810台と4年ぶりに減少しています。)また新型モデルの発売を前倒しすると発表しました。メタの決算はEPS、売上高とも予想を上回ったものの、第2四半期の売上高見通しが予想を下回ったことで下落。
アルファベットの第1四半期決算では予想を大きく上回って売上高は前年同期比15.4%増の805億ドルとなりました。まだ初の試みとして1株当たり0.20ドルの配当を実施すると発表し、10%超の大幅上昇となっています。
日経平均は週足で866円41銭の上昇。
日銀金融政策決定会合で政策金利の据え置きが決定され、現行の緩和政策が維持されたことを好感した買いが優勢となりました。とはいえゴールデン連休を控えて上値は限定的。
植田総裁の会見では当面緩和的な金融環境が継続すると考えていると発言し、円安については今のところ基調的な物価上昇率に大きな影響を与えていないとタカ派的な姿勢が示されなかったことからドル円は1ドル158円まで円安進行しています。
個別としてはソフトバンクが25日に1株を10株に分割すると発表。株主優待制度新設も発表しました。